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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第八話 平和な一週間〜お買い物とお引越しとお仲間と〜
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もいいことだと気がついた。どちらにしろ俺はこのギルドで生き続けなければならない。ならば襲い掛かる火の粉は払うだけだ。俺にそしてギルドの仲間に手を出すのなら容赦はしない。
俺は魔剣デカログスの手入れをしながら決意を固めていた。こいつも早く使いこなせるようにならないと。複数の雑魚相手ならいいがラクサスぐらいの強敵になると、まだ肉弾戦のほうが有利はずだ。十の姿に変わる剣も切り替えを素早く行うことができなければ弱点になる。そして第七の剣を除くとこの通常形態にして第一の剣アイゼンメテオールは一番重量があり、つまりこの剣を苦もなく使いこなせるようになれば大抵の剣も振ることができるということだ。今後の課題は魔剣の切り替え速度の向上と身体能力の向上だろう。それができれば、魔剣デカログスの扱えるようになれば、確実にもう一ランク俺は強くなる。俺はデカログスの柄の部分を強く握り締めていた。
ゴンゴンゴンと俺の新たな住居の扉にノックする音が聞こえ俺の思考の渦は現実へと呼び戻された。誰だこんな時間に、と俺はゆったりとした足取りで玄関へと向かい扉を開けると。
「ルシア、今帰ったぞ」
「……エルザか、お帰り。とりあえず上がれ。グレイが持っている荷物が異常に重そうだ」
「は、はやくしてくれっ! 手の感覚がもうないんだっ!」
何故かグレイの顔が見えないほどの食材を抱えながら、玄関前でフラフラと漂っていた。このまま放置するのも面白いが、さすがに十歳児にする仕打ちじゃないなと思い、助け舟を出す。グレイの持っている荷物を半分ほど俺も持ち部屋へ案内する。
「どうしたんだこんな時間に。というよりこの食材は何だ?」
「ルシアの引越し祝いと私の初依頼達成を記念して皆で食事でもと思ってな」
「はぁ、重たかった」
なるほど、と思いつつもグレイも連れて来たってことは上手くコミニュケーションがとれてるってことか。良いことだ。何かしらの心境の変化があったのか、変わりつつあるのか、そのどちらにしても良い方向に前進している。しかし、この食材は一体誰が調理するんだ。エルザは俺が疑問を浮かべている間にいつの間にか黒のニットのセーターの上からエプロンを着ていた。……もしかして料理でもする気か?できるのか?
「何だその不安そうな顔は。心配いらないぞ、依頼先のおばさんに教えてもらったんだ」
「エルザあの時かなり気合入ってたもんな。おかげであの程度の依頼に六日も掛かっちまったけど」
「なるほど。だが、この食材の量は多すぎじゃないか? 他に誰か誘うか」
「ん〜じゃあカナでも呼んでくるぜ。俺達と年齢も近いしな」
俺とエルザもその意見に同意し、グレイは多少疲れが残っているのかゆっくりとした足取りでカナを迎えにいった。俺が行ってもよ
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