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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第七話 歓迎戦
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吹き飛んだ。この世界に来て初めてのまともなダメージ。立ち上がるとき一瞬フラついてしまいクラっとした頭をすぐに回復させ、意識を何とか保つ。電撃つきのストレートがこんなにもきついとは思わなかった。何よりあの豪腕から繰り出されるストレートの威力が桁違いに凄まじい。この世界に来なければこんな攻撃味わえなかったぜ、やっぱり来て正解だった。俺は今だかつてないほど高揚し、これからの戦闘に興奮を覚えていた。
「クソがっ!! なんだこの炎は!」
「炎のDB【ヴァルツァーフレイム】 貴様の身体に死ぬまで纏わり踊り続ける炎だ。さて、どうする?」
ラクサスの身体を炎が轟々と燃え上がり、まるで踊っているかのようにしつこく纏わり続けている。
俺はあの瞬間、蹴りと同時にDBを発動させていた。さすがに、雷付きの攻撃にただの蹴りだけじゃ割に合わないからな。するとラクサスは身体全体から雷を放出させていき、その魔力を含んだ雷と俺の炎を引火させ爆発させた。そこにはラクサスを中心に小さなクレータが作られていた。
「おいおい、思考回路ぶっ飛びすぎだろ」
「ふぅ、これで鬱陶しい炎は解決したぜ? さぁラウンド2だ」
「上等」
俺は地面に手を添えてDBニードルペインを発動させた。通称、針地獄。地面から巨大な針のような槍が突き出しラクサスに襲わせる。急な技にラクサスは多少動揺しながらも、小さい切り傷を負いながら、全て避ける。やはり身体能力にしろ、戦闘経験値にしろラクサスの野郎の方が俺より格段に上だな。初見の技をこうも軽々と避けているのが何よりの証拠。だが、回避されることは想定済みだ。針地獄を陽動に気配を消しながら相手に近づいた。再びヴァルツァーフレイムを手に纏いながら側面から拳をぶち込む…はずだった。
「悪いが、二度も喰らうほど俺も馬鹿じゃねぇ」
ラクサスは手に纏った炎に触れぬよう、俺の手首を掴み攻撃を無効化した。奴の口元を見るとまるで最初から準備していたかのように雷を溜め込み竜の咆哮のように放出しようとしている。咄嗟に掴まれていないほうの拳で阻止しようとしたがそれも掴まれ両手首を離すまいと強靭な握力阻止される。
「受け取れ、クソガキ」
口から巨大な魔力の塊である雷が顔を覗かせていた。それを見た瞬間ゾクりと背筋が凍るような悪寒が俺の身体を駆け巡る。これを喰らえば重症は必須、ヘタすれば生死に関わる。ヤバイ!
俺は咄嗟にサマーソルトの要領でラクサスの顎を鋼鉄に変えた脚で全力で蹴り上げる。すると、突然の攻撃で行き場を失った雷が暴発したかのようにその場で爆発した。
今まで体感しことがない速さで吹き飛ばされギルドの壁を突き破った。俺の身体は雷の爆発で火傷やその時の瓦礫の破片が突き刺さっていた。すげぇ痛い。爆発による煙が晴れ、そこに
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