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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第六話 紋章と歓迎会
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してやるから全力でかかってこいよ」
「て、手加減なんていらねぇよっ! 絶ぇぇっ対、後悔させてやる!」
グレイは怒りで震える拳を俺に突きつけ、ギルドの外で待ってるかな!と言い残し全力で駆けて行った。中々イジリがいのあるやつだったな。可愛いもんだ。俺はゆっくりと席を立ち上がりそのままグレイの走っていった方向へと歩き出した。
グレイがどんな戦い方をするか楽しみだと思いつつも、すぐにその思考を切り替え先程からこちらを窺っている俺より少し年上であろう少年について考えていた。その人物は金髪で少年にしては体格が良く、耳にヘッドホンのような尖ったモノを着けている。
だが、もっとも注目すべき点は俺に向けている好戦的な視線だ。佇まいからでもわかるほどの強者。今の俺でも戦えば、どうだろう。苦戦することは必至。俺はその相手にもわかるように口元を歪め、好戦的な視線を送り返すと相手は少し驚いた後、すぐに俺と同じように顔を歪めながら笑みを浮かべていた。
もしかしたら、この歓迎会すぐには終わらないかもしれない。
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