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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第六話 紋章と歓迎会
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で俺が共に依頼を受けられない状態にすればいい。それだけではエルザも依頼を受けなくなる可能性が出てくるがそれはマカロフと相談して無理やりにでも違う誰かと依頼を受けさせれば良い。少し荒療治だが出だしが肝心だからな。
だからエルザが今俺に睨みを利かせ無言を圧力をかけていてもスルーするべきなんだ。うん。俺も早くこのギルドに慣れる為にエルザ以外の誰かと依頼を受けるつもりだ。
……俺の顔に怖がらず一緒に行ってくれる人いるかな。ちなみに服のデザインはだいたい決まっている。もうここまできたら、とことこん原作のルシアと同じにするつもりだ。しかし、あのデザインは暑そうだな。
「さて、ではついでにお主の眼も治しに行くとするかの。エルザちゃん」
「えっ!? しかし、この目はもう……」
「まぁええから、騙されたと思って着いてきなさい。ルシアくん、君はここに居なさい」
「あ? …………あぁ、食事中だしな。そうするぜ」
「マスター……お気遣い、感謝します」
エルザは俺に隠しているようだが、ここに来るまでの間に気づいてしまった。エルザの右眼はもう……。しかし、このギルドに入ったのには正解だった。マスターマカロフも良い人だし、この人が上に立つギルドだ。信頼できるだろう。エルザをちゃんづけしてたしな。年齢差的に自然な呼び方だが、エルザはどこか大人っぽいからな。中々できないぞ。
マカロフとエルザがギルドを出て行き、俺が食事を食べ終えたときに隣の席にドンッと座る上半身裸で黒髪の男が座ってきた。正確には座ったと同時に脱いだのだが。
「よう、新入りだな。俺はグレイ・フルバスターだ。よろしくな」
「ルシア・レアグローブだ……何故半裸なんだ?」
「なっ! いつの間に!?」
「知らねぇよ……もしかして同じ半裸だから近づいてきたのか? だとしたら、誤解させて悪かったな。俺は今着る服がないだけで、仕方なくこの格好なんだ。悪かったな」
「悪かったなを二回も同じ文面に入れるんじゃねぇ! 俺も好きで半裸になってるわけじゃねぇよ!」
「恐ろしいほどの説得力のなさだ。ところで、グレイは俺よりも少し下ぐらいの年齢だろ? このギルド内にもそれぐらいの子供が結構いるようだが」
「あぁ、じーさんが身寄りのない子供をギルドによく入れるんだ。ルシアとあの女もそうだろ?」
「まぁな」
このギルドに入っている奴らは皆過去に何かしら背負って生きているということか。つくづくこのギルドに入ってよかったと思う。そういう背負っているものがある人達はむやみに過去を詮索したりしないからな。
「なぁ、ルシアって強そうだよな? すげぇ筋肉だし。これから勝負しないか?」
「それがここのギルド流の歓迎会ってか? いいぜ、手加減
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