第六話 さらば第二の故郷
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運よく捕獲レベルが低いエリアで目覚め、島の奥地に進めば進むほどまるでRPGのようにレベルが高い動物が増えていく。バロン諸島にしかいるはずもないバロンタイガー。バッカス島にしか存在しないバッカスドラゴン。他にも沢山いた。
そんな都合の良いこの島はきっと俺のためだけに作られたのだ。この広い人間界とは言え、こんな数多の種類の動植物達が生息しているにも関わらず誰一人として俺は美食屋含む人間達と出会うことはなかった。それは俺の成長のために作られ、一人立ち出来るまで存在してくれた幻の島。
「だとすると、いつまでも寂しがらずに早く家を出て行けってことかな」
どこか厳しくも優しかった俺の第二の故郷。本当に今まで有難うございました。貴方に、いや貴方達に教わったことを活かして俺は生きていきます。
「本ッッ当に!! お世話になりましたぁああああああああ!!」
俺は旅立つ。美食屋を目指して――
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