スーパーロボット大戦OGs
0082話
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放たれた烈火刃を最初の時と同じように頭部バルカンで迎撃してくるヒュッケバインMk-Ⅱ。だが、こちらが何度も同じ事を繰り返すと思われては困るな。
「加速、集中！」
特機としてはそれなりの速度を持つヴァイサーガだが、それでもグロウセイヴァーには及ばない。その速度差を精神コマンドの加速を使って補い、集中も並列使用して集中力を上げる。
「水流爪牙！」
ヴァイサーガの両手の甲からエネルギーの鉤爪を伸ばし、ヒュッケバインMk-Ⅱの放ったバルカンと烈火刃が相殺された影響で周囲に漂う土煙を目くらましとして敵機の横へと移動する。
「はああぁぁぁぁぁっっっ！」
鉤爪を伸ばしたまま、通り魔の如く脇腹へと攻撃を仕掛けるが、それはヒュッケバインMk-Ⅱのビームソードによって受け止められる。
くそっ、機体の反応速度が鈍い！
本来ならビームソードで受け止めようとしたのを躱してこちらの攻撃が当たる筈だった。だが、機体が俺の反応速度に付いてこられなかった為にビームソードに水流爪牙を受け止められてしまったのだ。
この機体特有のダイレクト・フィードバック・システムはパイロットの思考を直接機体に伝えるという代物だが、肝心の機体の反応速度が俺の動きについてこれない。この辺はT-LINKシステムが優秀すぎるシステムだという事なのだろう。
レモンも一応はその辺を理解している為、T-LINKシステムに似たシステムのこの機体を薦めたのだが、やはりグロウセイヴァーと比べると1枚も2枚も落ちる。
「強いっ！」
だが、そんな俺の攻撃もブリットにとっては十分に脅威だったらしく、近接戦闘よりも距離を取っての射撃による攻撃を選んで一端後方へと退く。
「だがその程度でっ！ 地斬疾空刀！」
再度地面にエネルギーを溜め、それを五大剣で撃ち抜く。放たれたエネルギーは獲物を狙う猟犬の如くヒュッケバインMk-Ⅱへと迫り……突如横から放たれた青いエネルギーの奔流に飲み込まれる。
そちらへと視線を向けると、そこには青をメインカラーにした特機、グルンガストの姿があった。どうやら、グルンガストのファイナルビームで相殺されたらしい。
グルンガストという事は、イルムか。
「おいおい、とんでもない腕利きがいるな」
こちらも通常周波数で通信を送ってくる。
だが、俺はそれを無視して五大剣をグルンガストへと向けて構えた。
「ちょっとくらい話をしたっていいじゃないか」
「くどい。そこの男にも言ったが、質問なら俺に勝ったら答えてやるよ」
「へぇ。じゃあ2対1だが構わないんだな？」
「その程度の戦力で俺に勝てると思うなら、思い上がりも甚だしいな」
「言ってくれるね。じゃあ、その大口を証明してもらおうか！」
こちらの五大剣に
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