第18話 魔導師がやって来ました………(前編)
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「みんな明けましておめでとう!いい冬休みを送れたかしら?」
さて3学期になりました。
クリスマスにリンスちゃんと出会ったり、フェリアお姉ちゃん達がアイドルデビューしたりして色々忙しかったけど何だかんだ楽しかったです。
「今日から3学期。1年生も後僅か。もうお兄さんお姉さんになるんだから何時までも甘えないでしっかりするようにね」
「そうだぞ、みんな1年生の後輩達に色々教えられる様にするんだぞ?」
「あんたが余計な事を教えないかが一番心配なのよ」
「はははは!!何を言ってるんだか、なあみんな?」
そうみんなに声をかけるが誰もエローシュ君に声をかけない。
「あれどうしたみんな?」
「さあ、バカはほおっておいて提出物の回収始めるわよ」
さあ、3学期スタートです。
「ねえキャロ、バレンタインデーはどうするの?」
1月に学校が始まり下旬に入りました。特に何も無く、平和な時間が過ぎていきます。冬の前に起きた事件が嘘のようです。
そんな日々の昼休みの食事中、夏穂ちゃんが質問してきました。
因みに男子の3人は他の男子に誘われ、サッカーしに行ってます。
エリオ君、大活躍です。
「私はお姉ちゃん達と一緒に作るよ!お兄ちゃんに喜んでもらえればいいけど………」
「相変わらずのお兄ちゃん子ね………ルーは?」
「お母さんと一緒に作る。みんなにあげるつもり」
「まあ私もそうね………雫は?」
「ふぇ!?わ、私は………」
そう言ってサッカーをしている男の子達を見る真白ちゃん。
あっ、今エローシュ君が顔面ヘディングをしました………
「うん、頑張ってみる………」
「真白、あのバカにあげるの?」
「う、うん。………ってみんなにもあげるよ!!」
顔を真っ赤にして慌てながら言う真白ちゃんはとっても可愛いです。
「ルーはエリオにあげるんでしょ?」
「当然よ」
ハッキリと答えるルーちゃんに質問した夏穂ちゃんが驚いています。
真白ちゃんみたいに真っ赤になると思っていたみたいです。
「そう言う夏穂はエローシュに当然渡すんでしょ?」
「ま、まあね………」
少し言い淀みながら答える夏穂ちゃん。
あ、あれ?真白ちゃんが俯いちゃったけどどうしたんだろう………?
それにさっきから雰囲気が変な感じがする………ギスギス?
「わ、私はみんなにあげるよ!!エローシュ君にも佐助君にもエリオ君にも!!」
少し沈黙になり、空気の重さに耐え切れなかった私は、皆に宣言するように言いました。
すると………
「「「あはははは!!」」」
「えっ、何!?」
「キャロって可愛いわね」
「レイ兄に本当に似てきたわね。ちょっと将来が心配よキャロ?
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ