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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十五話 正義の使者ガイヤー
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「ただ色々と事情がありまして。今は一人で乗っているんです」
「そうだったのか。見たところ綺麗な人のようだがな」
「こら、ライト」
 そこでタップが彼を嗜めた。
「そこでそんなこと言うから三枚目になるんだろうが」
「おやおや。俺は元々が二枚目だから変わらないのさ」
「何か声もキャラクターもマシュマーに似てるね」
「プル、それは禁句だ」
 プルツーがふと呟いたプルをそう言って嗜めた。
「とにかくだ」
 ブライトが話を元に戻した。そしてアイリスとツグミに尋ねた。
「あのベガリオンはどうやら今はネオ=ジオンに所属しているらしい。つまり我々の敵だ」
「はい」
「君達とも敵対関係にある。ここまで言って私が何を言いたいかはわかってくれると思うが」
「はい、わかっています」
 ツグミがそれに頷いた。
「丁度仕事もないですし。お金さえ頂ければ」
「あたしもそれでいいよ。どうせ暇だしね。戦争があっちゃ外には行けないし」
「外!?」
 皆それを聞いて首を傾げた。
「あ、いやこっちの話だ。気にしないでくれ」
 アイリスはそう言って話を誤魔化した。
「何でもない。どのみち今はなね」
 そして少し悲しそうな顔をした。だがそれに気付いたのはツグミだけであった。
「アイリス、やっぱり」
「それよりもロンド=ベルに入れてくれるんだよね」
「ああ、そちらさえよければ」
 ブライトは笑顔でそれを認めた。
「こちらにとっては今は少しでも戦力が欲しいところだしな。いいかな」
「ああ、あたしの方こそ宜しく」
「宜しくお願いします」
「こちらこそ」
 こうしてアイリスとツグミもロンド=ベルに入った。こうしてまた新たなメンバーがロンド=ベルに参加したのであった。そしてロンド=ベルは地球に向かった。行く先は北海道であった。そこに難民達を降ろし、そしてまた戦場に向かう予定であった。だが彼等の予定とは変えられる為にある。戦いの神のよって。それを知るのもまた戦いの神のみであり彼等は知らなかった。だがそれを知る時が来ようとしていた。


正義の使者ガイヤー     完




                                2005・3・31



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