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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十五話 正義の使者ガイヤー
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はパサロフに話をした。
「あのゴッドマーズというマシンだ」
「はい」
「果たして一つなのだろうか」
「それはどういう意味ですか」
「うむ。見たところ構造自体はそれ程複雑ではない。簡単に別のものを作りだせるのではないかと思ってな」
「言われてみると確かに」
「敵に出て来たら厄介かも知れん。警戒が必要かも知れぬな」
「はい」
 彼等はここで話を止めブリーフィングルームに入った。そして先程の話はせずに一同の中に入った。話題は服に移っていた。見ればペンタゴナの者の服装は地球のそれとあまり変わりがないのだ。
「アムもレッシィもタイツなのね」
 ファがまず言った。
「ええ、こっちの方が動き易いから」
「前はもっと派手な服を着ていたんだけれどね。元のに戻したんだ」
「そうなの」
「あの服は結構好きだったんだけれどな。何かと」
「キャオ」
 エリスがそれを聞いて顔を顰めさせた。
「冗談だよ、冗談」
 キャオはその顔を見て笑って前言を撤回させた。
「まあ今の服も似合ってるしな、いいんじゃねえか」
「ふふふ」
 レッシィも褒められてまんざらではなかった。得意そうに笑った。
「そういえばフォウさんもルーもタイツよね」
「ええ」
「あたしも好きだしね、これ」
「動き易いよね」
「そうそう」
「エマさんのもそう?」
 アムがエマに話を振ってきた。
「私のはズボンよ」
 エマはそう言葉を返してきた。
「確かに細いけれどね」
「そうだったの」
「そう見えるでしょうけれどね。けれどこれはズボンなの」
「ふん。ところでエマさんの声ってミナトさんに似てるよね」
「また声の話?」
 皆それを聞いて苦笑した。言い出したアムも少し苦笑いしていた。
「まああたしもプルやプルツーに声が似てるって言われるし。気になるのよ」
「それを言うとここにいるかなりの数になるわね」
 フォウはこの話題にはいささか冷静であった。それが何故かはわからなかったが。
「あたしは色々と言われたね。エリスと間違えるって」
「似てないのにねえ」
「いや、そっくり」
 エルがそれを聞いて言った。
「同じ人が話してると思ったわよ」
「そうか。本当にわからないな」
「これでチャムが入ったらもっとややこしいことになるわね」
「ええ」
 ルーとファがヒソヒソと話をしていた。見ればアヤとセシリーも難しい顔をしていた。
「私達も似てますよね」
「そうよねえ」
 アヤの方が少し疲れた顔をしていた。
「セシリーさんには迷惑かけるわね」
「いえ、いいです」
「それならいいけれど。これからもお願いね」
「はい」
「ねえアヤさん」
 アヤにプルツーが声をかけてきた。
「何かしら」
「ポケットの写真は一体誰のなんだ」
「ああ、これね」

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