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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十三話 ドクーガ現わる
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「はい」
 問われた参謀の一人はそれに頷いた。
「上にはそれがわかっとらんのや。現場の苦労がな」
「政治とはそういうものですよ」
「そうやな。それはわかる」
 ロドニーは観念したようにそう答えた。
「所詮戦場でのことなんか政治の一つのことでしかあらへん」
「はい」
「わい等はその中で動くだけや。命令に従ってな」
「極論すればそうなりますね」
「とりあえずは生き残ることを考えんとな。それでも。折角ここまで来たんやし」
「はい」
「で、新しく来た司令官はどうしてはるんや」
「援軍と共にこちらに向かっておられます」
「援軍」
「ええ。移動要塞を何個も連れて。かなりの数ですよ」
「最初からそれだけ送ってくれたらな。ノボトニー閣下も楽やったやろに」
「閣下、それは」
 別の参謀が彼を嗜めた。
「わかっとるで。けれどな」
 ロドニーも自分が何を言っているかはよくわかっていた。軍人、それも将軍の位にある者がこれ以上政府批判をすることはかなり危険なことであることも。
「ホンマ、何とかならへんのかいな」
「ですね」
 彼等はそんな話をしながら退却を続けていた。何とかシュテドニアス領に入ろうとしていた。
 そんな彼等をラングラン軍は激しく追撃していた。その手は緩められることはなく今にもシュテドニアス領に入らんばかりの勢いであった。
 その先頭にいるのが魔装機及びオーラバトラー達であった。彼等は攻撃の手を緩めずシュテドニアス軍を次々に打ち破っていた。
「明日またシュテドニアス軍を攻撃する」
 カークスは夜になり停泊したゴラオンの作戦会議室において集まった魔装機のパイロットや聖戦士達に対してこう言った。
「了解」
 一同それに頷く。それからショウが言った。
「明日はドレイク達は出て来ますか」
「それはありません」
 シーラがそれに答えた。
「ドレイク達はどうやら今は勢力の回復に務めているようです。やはり先の敗戦がこたえたのでしょう」
「そうですか」
「だが油断はできない。シュテドニアスはここにきて援軍を送ってきた」
「援軍を」
「そうだ。彼等は移動要塞を複数送ってきている。そして魔装機もかなりの数が増援に向かっているという」
「ここにきてですか」
「どうやら彼等も本気だということか」
「いや、それはどうやら違うらしい」
 カークスはヤンロンに対してそう答えた。
「といいますと」
「シュテドニアスの指揮官が替わった。ノボトニー元帥は更迭されたらしい」
「えっ、それは本当ですか!?」
 ニーはそれを聞いて驚きの声をあげた。
「こんな時に。シュテドニアスで何かあったのですか」
「おそらく。あの国は色々あってな」
「あそこの大統領は敵が多いからな」
 マサキがここでそう語った。
「タカ派で
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