暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十二話  火星からの亡命者
[14/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ロである。そこからは女の声が聞こえていた。紫のショートの髪の女である。ルクレィツア=ノインであった。
「ヒイロ、すぐ前線に向かうぞ。今ナデシコは敵に攻撃を受けている」
「わかっている」
 ウィングガンダムゼロカスタムにいる少年がそれに頷く。彼の名はヒイロ=ユイ。このガンダムのパイロットであり五人のガンダムに乗る少年達の一人であった。
「皆いるか」
 ヒイロは他の四人に声をかけた。
「ああ」
「ここには」
 見れば彼等も既にナデシコの側に来ていた。
「これからナデシコを護衛する」
 それだけであった。簡潔な言葉である。だがそれだけにわかりやすかった。
 五機のガンダムが敵の前に立つ。そしてそのまま突き進む。彼等はそれぞれの敵の小隊に向かって行った。
「行っくぜええーーーーーっ!」
 まずはデュオが叫ぶ。その鎌を大きく振り被る。月に死神のシルエットが浮かぶ。そして敵の小隊に斬り込んだ。
 鎌が一閃される。敵をまとめて両断した。それにより敵の小隊は一気に全滅した。
 次はトロワであった。彼は突き進まない。最初は静かに動きを止めていた。だが突如ガンダムヘビーアームズカスタムの目が光った。
「邪魔するのなら、容赦はしない」
 トロワは静かにそう言った。そしてヘビーアームズは両腕を交差させると飛び上がった。空中をきりもみ回転しながら飛び着地すると全てのミサイルポッドを開いた。
 無数のミサイルとロケットが放たれる。それにより敵の小隊が激しい攻撃を受ける。瞬く間にその小隊は炎に包まれて消え去ってしまっていた。
 カトルも動いた。だが彼は少し違っていた。
「マグアナック隊の皆さん、いいですか!?」
「はい、カトル様!」
 彼の周りに何十機ものマシンが現われた。そしてそれがカトルのガンダムサンドロックカスタムの周りを取り囲んだ。
「撃てっ!」
「はい!」
 それが一斉攻撃を仕掛ける。それによって敵の小隊はまさに跡形もなく消え去ってしまった。
 最後は五飛であった。彼は敵の小隊に対峙すると棒を取り出した。それはツインビームトライデントであった。
「ナタクをなめるなあっ!」
 デュオのように敵に斬り込む。そして群がる敵をトライデントを振り回して切り刻んだ。それにより敵を一掃してしまった。
 彼等はそれぞれ敵の一個小隊を瞬く間に全滅させてしまった。その腕は全く衰えていないどころかさらに上達している程であった。
「見事なものだな、何時見ても」
 ノインはそれを見て感心したような言葉を口にした。そう言う彼女もバスターライフルにより既に敵の一個小隊を消し去ってしまっていた。
「流石は今まで戦いを生き抜いてきただけのことはある」
「御前に言われるとは光栄だな」
 バスターライフルで敵の小隊をまた葬り去ったヒイロは彼女の横で
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ