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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十一話 勇者再び
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それで態勢が整っていない。かわしきれなかった。
「ヌウッ!」
 急所はかわした。だが攻撃を全て避けることはできなかった。右腕を吹き飛ばされてしまった。
「おのれ・・・・・・」
「見たかライディーンの力を」
 洸はライディーンを元の形に戻してククルに対して再び正対した。
「貴様ごときに扱えるものじゃないぜ」
「わらわを愚弄するか」
 その言葉に顔を紅潮させた。整った白い顔がみるみる醜く歪んでいく。まるで般若の様であった。
「愚弄なんかしないさ」
 だが洸はそれに対してすぐにそう返した。
「ただ貴様の様な奴にこの力は手に入らない、それを言っただけさ」
「おのれ」
 しかしそれはククルにとってはさらに怒りを湧き起こらせるだけであった。再び攻撃に入ろうとする。だがここで何者かがやって来た。
「ククル殿、ここにおられたか」
 逆になった髑髏の頭を持つ巨人が空中に姿を現わした。
「ムッ、悪霊将軍ハーディアスか」
 鉄也がその巨人の姿を見て言った。ミケーネ帝国の暗黒大将軍の下には七人の将軍がいる。彼はその中の一人なのである。
「ここは下がられよ。迎えに参りましたぞ」
「どういうことじゃ」
「我等が闇の帝王が御呼びです。恐竜帝国とのことで是非ともお話したいとのことです」
「さよか。ならば仕方がないの」
 ここでライディーンに顔を戻した。
「この勝負預けておく。さらばじゃ」
 こう言って撤退した。他の残った者もそれに続く。こうしてムートロン研究所での戦いは終わった。この時黒い鷲が姿を現わした。
「あれ」
「アランじゃねえか」
 沙羅と忍がそれを見て言った。
「厚木にいたんじゃねえのか。どうしたんだよ」
「ちょっと事情が変わってな」
 アランはダンクーガに通信を入れた。モニターに彼の顔が映る。
「大空魔竜隊に入ることになった。宜しくな」
「おお、そりゃいい。歓迎するぞ」
「また三輪長官と喧嘩したのか」
 竜馬と隼人が彼にそう声をかけた。
「それもある」
 彼はそれを認めた。
「親父は庇ってくれるがな。やっぱりあのおっさんとは合いそうにもない」
「まあそうだろうな」
「あの人に合う人なんて滅多にいないわよ」
 甲児とさやかもそれに納得した。
「けれどそれだけじゃねえだよ。それだけであんたが動くとは思えねえぜ」
 忍はさらに突っ込みを入れた。
「何があったか詳しく教えてくれよ」
「ああ」
 アランはそれに頷いた。そしてまずは大空魔竜隊は大空魔竜の中に入りアランの話を聞いた。皆艦橋に集まっている。
「実は狭山で事件があってな」
「狭山」
「日本の埼玉県にある都市だ」
 ピートにサコンが答える。
「あまりいい話でもないことで有名にもなっているがな」
「そうか」
 サコンは詳しいことは
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