第十一話 勇者再び
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具現。それを手に入れずして何がムーの力だ」
「そうであったのか」
「そして俺は貴様等にその力を渡すつもりはない」
イキマのヤマタノオロチを倒したライディーンがここに来た。見ればイキマは既に脱出し戦場を離脱している。
「来い、今ここで貴様を倒してやる」
「ぬうう」
ククルはそれを聞いて怒りの声をあげた。
「ならば言われる通りにしてやろう。ライディーン」
彼に正対した。
「ぬしの力、貰い受けてつかわす。覚悟せよ!」
「望むところ!」
彼等は激しくぶつかり合った。そして互いに攻撃を繰り出し合う。死闘が幕を開けた。
「ゴォォォォォォォォッドアルファァァァァァァァッ!」
ライディーンが念動波を放つ。それによりマガルガを撃たんとする。しかしマガルガはその念動波を翼で弾き返した。
「何のっ!」
「クッ!」
洸はそれを見て苦渋の声をあげた。そこにゼンガーのグルンガストが来る。
「助太刀するぞ!」
「いや、いい」
だが洸はそれを断った。
「こいつは今は俺がやる。貴方は他を頼む」
「いいのか」
「ああ」
洸は頷いた。
「こちはムーの力を狙っている。ならば」
言葉を続ける。
「それは決して手に入らないということを教えてやる。この俺の手でな」
「そうか」
ゼンガーはそれを聞いて動きを止めた。
「ならば任せる。いいな」
「ああ」
洸は答えた。そしてあらためてマガルガに正対する。
「行くぞ」
「来るがいい。屠ってくれる」
ククルも引く気なぞ毛頭もなかった。ライディーンと正対しても臆するところがなかった。
「ひびき洸」
ゼンガーがそんな彼に対して言った。
「何でしょうか」
「武運長久を祈る。勝てよ」
「はい」
彼はそれに答えた。これを受けて彼はマガルガに再び攻撃を仕掛けた。
「行くぞっ!」
背中から弓を取り出した。そしてそれで狙いを定める。
「ゴォォォォォォォォッドゴォォォォォォォォオガンッ!」
弓を放った。それでマガルガを射る。だがマガルガはそれもかわした。
「他の者ならいざ知らず」
ククルはライディーンの弓を舞を舞うようにかわしながら言う。
「わらわにこの程度の攻撃が通用すると思うてか」
「それはわかっている」
だが洸の声は冷静であった。
「これはほんの陽動だ」
「何!?」
「本当の攻撃はこれだ。行くぞ」
ライディーンが動いた。そして態勢を変えた。
「ゴッドバーーートチェェェーーーーンジッ!」
ライディーンが変形した。鳥の形に変わった。そして洸はさらに言う。
「照準セェェェェェェーーーーーット!」
マガルガに狙いを定める。そしてそのまま突撃した。
「何とっ!」
ククルはそれをかわそうとする。だが先程のゴッドゴーガンをかわした
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