第十一話 勇者再び
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ね」
ミドリが一同に声をかけた。
「丁度いいわ。いいニュースよ」
「いいニュース!?」
「ええ。スペインに行っていた大介さんだけれど」
「何かあったのか!?」
「あそこでの仕事が終わったらしいわ。それで日本に帰ってくるって」
「おお、やっとかよ」
「これでマジンガーチームの再結成だな、甲児君」
甲児と鉄也がそれを聞いて喜びの声をあげる。
「そうよね。大介さんが入ると何かと心強いわね」
「甲児君もそうでしょ」
ジュンとさやかも嬉しそうであった。
「まあな。やっぱり大介さんはしっかりしているからな」
「腕も確かだしな。あの人がいるといないとではやっぱり違う」
甲児と鉄也は同じマジンガーチームだけあってとりわけ嬉しそうであった。彼等は今から大介との再会を楽しみにしているようであった。ここで大文字から放送があった。
「諸君、チバシティに到着したぞ」
「おっ」
それを聞いて声をあげる。
「いよいよか」
「そのままムートロン研究所に向かう。予定だ」
また大文字の放送が入った。
「何かすぐだったな。しかしあいつ等元気にしてるかな」
「元気らしいわよ。さっきマリちゃんからメールがあって」
さやかが甲児に自分の携帯電話を見せた。
「ほらね、会うのを楽しみにしてるって」
「そりゃいい。洸もミスターも入ると頼りになるぜ」
「甲児さっきから同じこと言ってるね」
雅人がそれに突っ込みを入れる。彼等はそんな話をしながらムートロン研究所に向かっていた。
その時ムートロン研究所でも皆大空魔竜隊との合流の準備を進めていた。
「おい、猿丸先生」
黒い髪を後ろに撫で付けた若者が眼鏡の男に声をかけた。この若者が神宮寺力である。ブルーガーのメインパイロットの一人でありコープランダー隊のまとめ役でもある。
「ブルーガーの改造はどうなったんだい」
「あ、それですか」
猿丸と呼ばれた眼鏡の白衣の男はそれに応えた。
「もう既に終わっていますよ。ミスターのお話通り四人乗りにね」
「よし、ならいいんだ」
神宮寺はそれを聞いて満足そうに頷いた。
「そっちの方が何かと便利だからな」
「どうしてなんですか。前から気になっていたんですが」
「ああ、その四人目の席はな」
「はい」
「猿丸先生用なんだ」
「えっ!?」
猿丸はそれを聞いて思わず声をあげた。
「ミスター、今なんて」
「だからブルーガーには先生も乗ってもらうんだよ」
「あの、私戦いは」
「そんな悠長なことも言ってられなくてな。まあ安心してくれ。操縦や攻撃は俺と麗、マリでやるからな」
「はあ」
「といっても先生元々乗り込んでいたじゃないか」
「それはそうですが」
実は彼は探査要員としてかってはブルーがーに乗り込んでいたのである
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