暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十一話 勇者再び
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いおい、やったぜ」
 甲児がテレビを観ながらはしゃいでいた。サンシロー達も一緒である。
「すげえな、こいつ。やっぱり日本人はこうでなくちゃな」
「フン、甘いな」
 だが一緒に見ているリーが不敵に笑った。
「マスターアジアに勝てるかな」
「勝つに決まってるだろ」
「そうだわさ、ドモンこそ最強のガンダムファイターだわさ」
 彼等ははしゃぎながらテレビを観ている。観れば何やらガンダム同士が互いに格闘戦を繰り広げていた。白いガンダムと鎧を着たガンダムであった。
「よし行け!」 
 甲児が叫ぶ。
「そこだわさ!」
 ボスもである。白いガンダムが優勢であった。勢いに乗ったか蹴りを出した。
「よし!」
 だがリーが言った。
「甘い!」
 すると鎧のガンダムはすぐに身を捻った。そして大きく跳躍した。
「ムッ!」
 そこから攻撃に入る。だがそれは白いガンダムにことごとく防がれてしまった。
 戦いはそこから膠着状態に入った。そして最後には引き分けとなった。
「引き分けか」
「けれどこれでも充分だわさ」
 甲児とボスは少し残念そうであったが満足もしていた。
「もう一勝負残っているからな。それに勝てばいいからな」
 サンシローがそう言った。
「ドモンは今まで全勝しているんだ。負けたわけじゃない」
「そうだな」
「ドモンは後何勝負残っていたかな」
 忍が周りに問うた。
「二つだ」
 隼人が答えた。
「今のクーロンガンダムにもう一回、そしてガンダムシュピーゲルにもう一回だ」
「よりによって厄介なのばかりかよ」
「確かシュピーゲルとも引き分けていたのねん」
「確かそうだったな」
 隼人は記憶を探りながらそれに答えた。
「あのガンダムシュピーゲルに乗るシュヴァルツ=ブルーダーというのもかなりの強さだが」
「そうだな」
 竜馬が頷く。
「何でもドイツ忍者だそうだが」
「ドイツ忍者・・・・・・ああ、あれですね」
 ブンタがそれを聞いて頷いた。
「何でもかって日本の忍者がドイツに渡ったものだとか」
「そんなことが有り得るのかよ」
 甲児がそれを聞いて首を傾げた。
「あいつのファイトも見てきたが滅茶苦茶じゃねえか。何なんだよあれは」
「甲児君の言う通りだな。俺もあれは訳がわからない」
 鉄也も首を傾げている。
「畳返しに相手の拳の上に立ったり。ガンダムであんな動きができるとは思わなかったぞ」
「クーロンガンダムもかなりのものだがな」
 亮がここでクーロンガンダムについて言及した。
「あれもかなりのものだが」
「まあな」
 皆それに同意した。
「あれも普通じゃないな。中に乗っている人間もそうらしいが」
「東方不敗マスターアジア。只者じゃないのは確かだ」
「ああ」
「皆やっぱりここにいたの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ