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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十話 悪友との再会
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第十話          悪友との再会
「そうか、ショットも退いたか」
 シュテドニアスの軍事基地にウィル=ウィプスは停泊していた。そこで彼は先の戦いの情報を集めていたのだ。
「突如現われた謎のマシンの攻撃を受けまして」
 部下の一人がそう報告する。
「それでか。そしてその謎のマシンは何処に行ったのだ」
「ラングラン軍と合流するかと思われましたが何処かへ去ったようです。緑の光に包まれたと報告があります」
「そうか。だがまた急に出て来るかも知れぬな」
「はい」
「それは我々の前にもだ。油断してはならんぞ」
「わかっております」
 その部下はそう応えた。
「ところで戦局ですが」
「うむ」
「シュテドニアス軍はさらに後退を続けております」
「トロイアから撤退したのだな」
「はい。そして国境に向かっておりますが」
「それを援護して欲しいという要請があったのであろう、シュテドニアス政府から」
「はい」
 部下はそれに答えた。
「すぐにオーラシップを一隻送って欲しいということですが」
「ふむ」
 ドレイクはそれを受けて考え込んだ。
「だが今このウィル=ウィプスは動けぬ」
「はい」
「ショウ=ザマ達に受けたダメージが大き過ぎた。そういうことになる」
「はい」
 彼は今度の戦いに参加するつもりはなかった。それよりも様子を見たかったのだ。
「今は動くことができない。これはショットも同じだろう」
「そのようです。ショット様の部隊もかなりのダメージを受けられたようですから」
「それにあの男は今は動かぬだろう。何を言っても白々しい答えが返ってくるだけだ」
「はい」
 ドレイクはショットを全く信用してはいなかった。同盟を結んではいるがそれはあくまで表面的なものに過ぎないのである。
「となると一人しかおらぬな」
「ビショット様ですか」
「あの御仁にも働いてもらわねばな」
 彼は思うところを含みながらそう言った。
「すぐに連絡をとれ」
「ハッ」
 部下はそれに応えて敬礼した。こうしてビショットの出撃が決定した。だが当の本人はその命令に甚だ不満であった。
「おのれ、私を楯にするつもりか」
 蝶に似た巨大なシルエットの艦の艦橋にその男はいた。小ずるそうな外見の男である。その細面は思慮深そうに見える。彼がビショット=ハッタである。バイストンウェルのクの国の国王である。ドレイクの同盟者ということになっているがその実は彼を隙あらば追い落とそうと画策している策士である。
「何が悲しくてこのような異郷の地で戦わなければならんのだ」
 彼は不満を爆発させていた。どうやらラ=ギアスに来たのが大いに不満であるらしい。
「地上ならばともかくだ。ドレイクに伝えよ」
 家臣に言う。
「私は動けぬと。どうやらゲア=ガリングの
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