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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九話 宇宙からの来訪者
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 ブライトはメタルアーマー達との戦闘を見ながら考えた。
「あちらの状況は最早決定的だな。バルキリーとメタルアーマーの部隊を残して彼等の援護に向かえ。いいな」
「はい」
「モビルスーツはすぐにバルマーの部隊に向かえ。いいな」
「わかりました」
 こうして指示が下された。そしてモビルスーツ隊がバルマーに向かった。
「ムッ」
「何処へ行くつもりだ!」
 プラクティーズはそれを見てすぐに反応した。そして他の機に命令を出そうとする。
「逃がすな、追え!」
「待て」
 だがマイヨがフォッカーとの戦闘を続けながらそれを制止した。
「大尉」
「見たところあれは我々の敵でもあるようだ。バルマーの可能性もある」
「バルマーの」
「そうだ。見たこともないマシンばかりだ。ここは彼等を行かせろ。それに」
「それに」
「今の我々には戦力がない。ここは退く必要もある」
「退く」
「そうだ。周りを見ろ」
 見ればギガノスのメタルアーマーは大きく数を減らしていた。満足に戦える状況にあるのは最早マイヨとプラクティーズの機体だけであった。
「損害が大きい。遺憾だがこれ以上の損害が出た場合撤退するぞ」
「クッ」
「わかりました」
 彼等とて軍人、しかも将校である。引き際は心得ていた。
「よいな。あの三人は何時でも倒せる。退くことも戦いのうちだ」
「了解」
 彼等は次第に戦線を縮小させた。そしてマイヨを中心として一つにまとまりバルキリー及びドラグナーに対抗していた。
 その左手ではバルマーのマシンとダバ達のエルガイムが戦闘に入っていた。
「行けっ!」
 まずダバの乗るエルガイムマークUが巨大なライフルのような重火器を取り出す。そしてそれを敵に向けて放つ。
 巨大な光が彼等を襲った。それにより何機かが炎に包まれ散った。
「あたしも行くよ!」
「あたしもだよ!」
 アムとレッシィもそれぞれ攻撃を加える。右腕に装着したライフルに似たものからビームを放ち敵を撃つ。
 これを受けた敵はいささかビームを弾きながらも貫かれる。そして爆発して果てていく。
「ん、何かおかしいな」
 その様子を見たシーブックが呟いた。
「バルマーの奴等はTフィールドでも着けているのか」
「ビームコートを着けているんだよ」 
 それにダバが答えた。
「ビームコートを」
「そうさ、ヘビーメタルはね。ビームコートが標準装備なのさ。俺達のものにも着いているよ」
「そうなのか、成程」
 シーブックだけでなく他の者もそれを聞いて頷いた。
「そして君達の乗っているマシンはヘビーメタルというのか」
「ああ」
 今度はコウの問いに答えた。
「ペンタゴナで作られているマシンさ。そういうんだよ」
「また強そうな名前だな」
 ジュドーがそれを聞いて呟いた。
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