第九話 宇宙からの来訪者
[7/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
それに頷く。
「よし、スカル小隊突撃だ!道を開けるぞ!」
「はい!」
フォッカーの指示に従いバトロイド達が動く。まずはイサムとガルドの乗機が変形してファイターからバトロイドになる。そして
敵に肉弾攻撃を仕掛ける。
「ほらよ!」
「食らえ」
イサムとアラドのバトロイドの攻撃を受けた敵が吹き飛び爆発する。そしてそこに開いたところにバルキリー達が雪崩れ込む。これで戦線が崩れた。モビルスーツ隊がそこに続く。
「大尉、このままでは!」
メタルアーマー隊の中央にいる青い三機のメタルアーマーがそのすぐ後ろの紫の機体のパイロットに言った。
「わかっている。バルキリーは私が引き受ける」
金髪をオールバックにした男が答えた。彼こそギガノス帝国きってのエースパイロット、ギガノスの蒼き鷹ことマイヨ=プラートであった。
「見たところロイ=フォッカー少佐や一条輝少尉もいるな」
「はい」
「相手にとって不足はない。御前達プラクティーズはいつもの三人に向かえ」
「わかりました」
青い機体に乗る三人の青年将校達がそれに頷いた。
「それでは行きます」
「うむ、頼むぞ」
マイヨとプラクティーズは別れた。そしてそれぞれの敵に向かった。
「何でえ、ギガノスの蒼き鷹は向こうに行っちまったぜ」
「で、来るのはいつもの三人組か」
「懲りないねえ、御前さん達も」
「馴れなれしく言うな!」
それを聞いたプラクティーズの面々が怒って応えた。
「我々は貴様等とは違う!」
黒髪の青年が言う。ウェルナー=フリッツという。
「ギガノスの理想を背負っているのだ!」
金髪の青年が続く。名をカール=ゲイナーという。
「その通り、我々は選ばれたのだ!」
そしてオールバックの青年が最後に言った。ダン=クリューガーである。
「貴様等地球の者と一緒にするな!」
彼等の青い機体は見ればそれぞれタイプが違っていた。ケーン達のそれがそれぞれドラグナー1、2、3のそれぞれのタイプであるのに対して彼等のそれはゲルフと呼ばれるギガノスのメタルアーマーの派生型でゲルフ=マッフ、ヤクト=ゲルフ=マッフ、そしてレビ=ゲルフ=マッフの三タイプであった。なおマイヨの乗っているのはファルゲン=マッフという特別な機体であった。見ればドラグナーにもモビルスーツにも匹敵する火力と機動力があるようである。
「ヘン、何言ってやがる」
しかしケーンは彼等の言葉を聞いても怯まなかった。
「言ってることがジオンと全然変わらねえじゃねえか」
「何っ、我々を奴等と一緒にするか!」
「だったらどう違うんだよ」
タップもそう反論した。
「そうそう。御前さん達の主張はあんた達の嫌いなティターンズやネオ=ジオンと全く一緒だぜ。どうして気付かないのかね」
ギガノスは連邦政府だけで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ