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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九話 宇宙からの来訪者
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ゴナから来ました」
「そのペンタゴナとは。さっきも聞いたが」
「ここから遠く離れた場所にある惑星です。バルマーの侵略を受けまして」
「やはり」
 それはブライトにも想像がついた。
「僕はその星の王家の者だったのですが。それが故に身を隠していました」
「へえ、あんた王子様だったのかよ」
「格好いい!」
 ジュドーとプルがそれを聞いて声をあげた。ブライトはそんな二人を嗜めた。
「静かにな」
「はいはい」
「ちぇっ」
「それで偶然が重なりまして。盗賊団に入ったりあちこちを転々としていたのですが何時しかポセイダル軍と対立するようになりまして」
「あたしも入ったのよ、盗賊から」
 アムがここで皆に対して言った。
「俺は田舎からずっとダバと一緒だったぜ」
「私も」 
 リリスとキャオもそう言った。
「あれ」
 リリスを見た多くの者がそれで声をあげた。
「あんたフェラリオに似てるな」
「フェラリオ?」
「ああ、バイストンウェルってところにいる種族なんだ。簡単に言うと妖精かな」
「そうなの」
「しかも声がチャムそっくりだな。偶然なんだろうけれど」
「そのチャムって人の声が私に似てるの」
「ああ、そっくり」
「性格は全く違うみたいだけれどね」
「それは面白いね」
 レッシィが声をあげた。
「あたしの声もリリスにそっくりだってよく言われるけれど」
「確かに」 
 それを聞いて皆納得したように頷いた。
「同じ人の声にしか思えないよな」
「ユングさんやベルトーチカさんともそっくりだし」
「いや、クェスにもそっくりだぞ。偶然にしては出来過ぎだよ」
「よく聞いていたらプルやプルツーの声もアムの声とそっくりだよなあ」
「タップ、御前の声あのキャオとそっくりだぞ」
「ケーン、そういう御前はイーノと同じじゃないのか?」
 彼等はヒソヒソとそんな話をしていた。ダバ達はそれを見て不思議そうな顔をしていた。
「いや、気にしないでくれ」
 ブライトはそんな彼等にそう言って落ち着かせた。
「どうも我々の中には声が似ている者が多くてな。こうした話をすることが多くなるんだ」
「そうなのですか」
「けれどあの双子の女の子達とあたしの声ってそっくりよね。不思議な位」
「まあそれは置いといて。あたしなんか何人同じ声の人がいるかわからなくなってきたよ」
「何はともあれ本題に戻ろうぜ」
「ああ」
 皆キャオの言葉で本題に戻った。
「それで戦っている間に戦局が悪化しまして」
「ふむ」
「彼等の戦艦を奪って戦力を拡充したり武器商人から調達したりしていました。そしてその間に彼等の主力がこの地球に向かうという話を聞きました」
「それがさっきの部隊だな」
「はい」
 ダバは答えた。
「彼等は戦力の殆どを地球に派遣する
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