第八話 超電磁の力
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ゼンガーは怖れることなくそう答えた。
「もう一撃、行くぞ!」
「フン、返り討ちにしておくれるわ!」
土偶はミサイルを放った。しかしグルンガストはそれを切り払った。
「ムオッ!」
「この程度の攻撃が示現流に通用するか」
ゼンガーは言った。
「そしてこれが今の攻撃への返答だ」
グルンガストは剣を振り被った。そしてそれを大上段に振り下ろす。
「死ねい、邪なる者共よ!」
それで両断せんとした。だがそれでも土偶は空に浮かんでいた。かなりのダメージを負いながらもそれでも生きていた。
「まだ生きているか」
「グググ、甘く見てもらっては困るのう」
中にいる男も何とか生きているようであった。
「この程度でバンドックを沈められると思うなよ」
「バンドック!?」
「フォフォフォ、貴様が知らんでもよいことじゃ」
男はそう答えた。そしてグルンガストと距離を開けた。
「さらばじゃ。ここは貴様の勝ちにしておいてやるわ」
「待て」
ゼンガーは追おうとする。だがその前に敵が立ちはだかった。
「ムッ」
そちらの相手をするしかなかった。その間に土偶は何処かへ姿を消した。そしてゼンガー達が敵を全て倒し終え戦いは終った。
「行ったか」
健一は大空魔竜の側に集まりながら周りに敵がいなくなったのを見て呟いた。
「何だったんだ、あいつ等は」
「それはわからん。とりあえず今サコンが敵の破片を調べているが」
甲児にリーが答えた。
「詳しいことはそれが終ってからだな」
「そうか。それまではとりあえず休息だな。ビッグファルコンに戻ろう」
「そうだな。パーティーもあるしな」
健一に促され皆ビッグファルコンに戻った。そしてそこでパーティーを開いた後大空魔竜に戻った。そしてそこでサコンの説明を受けた。
「さっき俺達が戦った奴等だが」
サコンの説明がはじまった。
「今まで戦ったどの敵のものとも違うな。かといってバルマー帝国のものでもない」
「じゃあ何なんだ?」
「どうも真空状態の場所を通ってきたようだがな。調べてみると」
「真空・・・・・・宇宙か」
「おそらくな。それを考えると宇宙から来た奴等らしい」
「宇宙怪獣でもないんだな」
「それはない」
サコンは答えた。
「奴等は曲がりなりにも生物だ。しかしこれは機械だ。生物も乗ってはいないようだな」
「そうか。道理で動きが単調だった筈だ」
鉄也がそれを聞いて呟いた。
「そういえばそうね。動き自体は単調だったわ」
ジュンもそれに同意した。
「数だけで大した強さじゃなかっただわさ。陸にいる奴もボロットで簡単にやっつけられただわさ」
「ボス、久し振りに戦えたでやんすね」
「よかったですね」
二人の子分がそれに合わせた。彼等もここにいたのである。
「じ
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