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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八話 超電磁の力
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て言う。
「まあそんなことはどうでもいいのじゃ」
 四谷は彼等の突っ込みから逃れる為かあえて大声でそう言った。
「これからうちの小僧共とボルテスチームのお別れ会じゃ。皆パッといくぞ!」
「お酒はなしでね」
「ええい、豹馬、御前はちっとは大人しくせんかい!」
 こんな調子でそのままパーティーに入ろうとした。だがその時であった。基地のサイレンが鳴った。
「ムッ!?」
 その場にいた全ての者がそれにすぐに反応した。
「敵か!?」
「恐竜帝国か!?」
「イエ、違イマス」
 赤いロボット、ロペットがここで出て来た。
「見タコトモナイ敵デス。コレヲ御覧下サイ」
 そう言いながらモニターのスイッチを入れた。そこには奇妙な形をした鳥型のロボットが映っていた。
「何だありゃ」
「見たこともないロボットだな」
 ここにいる誰もがそう言った。
「ミケーネノモノデモ恐竜帝国ノモノデモアリマセン。マシテヤドクターヘルが作ッタモノデモナイヨウデス」
「じゃあ何なんだ」
「次ニコレヲ見テ下サイ」
 映像を切り替えた。そこには巨大な土偶が空に浮かんでいた。
「邪魔大王国!?いや、違うか」
 宙がそれを見て言った。
「ハイ、識別信号ハ明カニ邪魔大王国ノモノデハアリマセンデシタ」
 ロペットは彼にそう答えた。
「じゃあ何だ」
「それがわからないから困ってるんだろうが」
「それもそうだが」
 皆頭を悩ませようとしていた。だがここにはそれより先に動く手合いの方が遥かに多かった。そして彼等は即座にそれに従った。
「うだうだ考えても仕方ねえ。行こうぜ」
 最初にそう言ったのはやはり甲児であった。
「そうだな。敵がいたら倒す、それだけで充分じゃねえか」
 そして士官ながらまだるっこしい思考を一切しない忍がそれに同意した。ここで意外な人物が続いた。
「よし、そうと決まれば全員すぐに出撃だ」
「ピート君」
 大文字がそれを聞いて思わず驚きの声をあげた。
「博士、驚かれることはありませんよ」
 そんな彼に対してサコンがそう言った。
「ピートらしいじゃないですか。敵ならば倒す。それだけです」
「そうだろうか」
「それもピートですよ。それに連中が敵なのは間違いないでしょう」
「確かにな」
「だったら結論は出ていますよ。俺達も行きましょう」
「よし」
 彼はそれを聞いて頷いた。
「では大空魔竜隊出撃だ。パーティーは後でたっぷりとやるぞ」
「そうですね、戦いの後の方が飯が上手い」
「ヤマガタケさん、そう言ってもう食べてるじゃないの」
 ミドリがもうおにぎりを口にしているヤマガタケを呆れた顔で見ていた。
「まあまあ。話は後で。皆さん行きましょう」
 ブンタがそんな彼をフォローする。そして他の者に出撃を急かした。
「よ
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