第八話 超電磁の力
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していいってもんじゃねえだわさ。おいらだってそんな無茶はしないわ」
「確かにな。ボスはそれだけはしねえ」
甲児はボスの言葉を聞いてそう言った。
「大体ボロットには核なんてないだわさ」
「普通はないわよ、そんな物騒なもの」
「そうね。私も鉄也も核を使ったことはないわ」
さやかとジュンもその話を聞いて呆れていた。
「それにしてもつくづくとんでもないおっさんだな、あのおっさんは」
「ああ」
健一がそれに頷いた。
「他の管轄にまで平気で口出しするしな。当然ここにまで口を出して来る」
「私がボルテスを大空魔竜に派遣するのに同意したのはそこにも理由がある」
ここで剛が言った。
「三輪長官の介入を防ぐ為だったのですか」
「はい」
大文字にそう答えた。
「俺達もかなり色々言われたからなあ」
サンシローがそれを聞いてぼやいた。
「だが命令に従わなくては何も出来ないからな。それは仕方ない」
「リーの言う通りだ」
ピートの考えはやはりかって軍人だっただけのことはあった。
「サンシロー、御前は何かと無茶が過ぎるんだ。それはわきまえるんだ」
「ちぇっ、また小言かよ」
「皆サンシローさんを心配してくれているんですよ」
だがここでブンタがすかさずフォローを入れる。
「まあ何かあったら俺が助けてやるからよ」
「ヤマガタケさんが一番問題かも」
ミドリは誰にも聞こえないようにポツリと呟いた。
「血の気が多過ぎるのだろうな、あの御仁は」
サコンはその冷静な観察眼を発揮してそう述べた。
「だからこそああした過激な言動や行動に走るのだ。誰もがああなる可能性はある」
「それでもあの人は極端過ぎるな」
亮がそれを聞いてこう言った。
「水で頭を冷やしてみたらどうかと思う時があるよな。それか野球でもしてストレスを発散させるか」
「HAHAHA,弁慶は本当にベースボールが好きね」
「そういう兄さんだって。人のこと言えるの?」
「宙さんも野球好きだったわね」
「・・・・・・まあな。さっき話したが変なことも言われるが」
「まあまあ」
一同何だかんだと言いながら和気藹々としだしていたそれを見て大文字も剛も顔を綻ばせていた。
「早速仲良くやっておりますな」
「どうやらそのようで」
「そのかわり喧嘩も絶えませんがな、ははは」
四谷は何時の間にかその手に酒を持っていた。
「どうですか、一杯」
「いや、私は」
大文字はそれをやんわりと断った。
「これから指揮を執らなければなりませんので。お酒は控えさせて頂きます」
「博士は飲み過ぎなんですよ」
「そうでごわすな」
小介と大作が彼に突っ込みを入れた。
「うちのお父さんは真面目なのにね」
「お母さんも。厳しいですたい」
日吉と大次郎がそれを見
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