第六話 フロンティア
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動く。
「間違ってもジュドー達に当てるなよ」
「わかってますって」
彼等は明るい声でそう応えた。
「もっとも連中が戦艦の主砲にそうそう当たるとは思えませんがね」
「ふふふ、確かにな」
ブライトもそれは同意であった。
「カミーユもジュドーもかなりの力量だからな」
「はい」
「もう少しでアムロの域に達するのも夢ではなくなるぞ」
「まさか」
「私はそう見ているがな」
だがブライトはそれにも応えた。
「ただアムロはさらに上の域にまでいくかも知れないが」
「少佐は特別ですからね」
「あれはもう天才ですよ」
「天才か」
「ええ」
サエグサとトーレスはそれに頷いた。
「あれは間違いないでしょう。ニュータイプってこともありますが」
「それを抜いても凄いですよ」
「確かにな」
それはブライト自身が最もよくわかっていることであった。
「けれどカミーユとジュドーが凄いのは本当ですね」
トーレスはここでこう言った。
「それはな」
サエグサもそれを認める。
「これでシーブックもいれば完璧なんだがな」
「今どうしているかな」
「フロンティアにいるだろ、今も」
二人はこう話していた。ここで後ろからモビルスーツが一機近付いてきた。
「ん!?」
まずブライトがそれに注視した。
「ダギ=イルスか」
「はい」
すぐに女の声で通信が入って来た。
「アンナマリーです。ブライト大佐、お久し振りです」
茶の髪の青い瞳の黒人の女がモニターに映った。アンナマリー=ブルージュである。かってクロスボーンに所属していたパイロットだ。
「ああ、元気だったか」
ブライトは彼女の顔を見て声をかけた。
「はい。今回はロンド=ベルに加えて頂きたくこちらに参りました」
「それは何より」
「それで一先ラー=カイラムに入って宜しいでしょうか」
「構わないが。一体どうしたのだ?」
「詳しい話は後で。まずは着艦の許可をお願いします」
「何かあるな」
ブライトはそれを見て思った。
「わかった。では着艦を許可する」
「有り難うございます」
それを受けてアンナマリーの乗るダギ=イルスはラー=カイラムに着艦した。その頃にはもう戦闘がはじまっていた。
「おっまかせえ!」
ビーチャが叫ぶ。そしてビームライフルからビームを放った。
それでベルガ=ギロスが一機撃墜される。その側にはガンダムチームが展開している。
「ビーチャ、あまり前に出るなよ」
モンドが彼に声をかける。
「わかってるさ!」
「あたしもいるんだからね!」
エルの声もする。
「僕も」
イーノもいた。彼等は四機一組となって敵を倒していた。そこへコウの部隊が来た。コウの乗るGP−03を先頭にキース、クリス、バーニィが続く。彼等は
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