第五話 超獣機神
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しかし隼人の声は冷静なままであった。
「戦闘機程度で俺達の相手が務まると思っているのか!」
「そうだ、あまり俺達を甘く見るんじゃねえぞ」
弁慶もそれに同意した。
「リョウ、出番だぜ」
彼は竜馬に対して声をかけた。
「おう」
竜馬の方もそれに応えた。
「行くぞ隼人、弁慶」
「了解」
「わかってるぜ」
二人はそれに頷いた。
「行くぞ、チェーーーーーーーンジドラゴンスイッチオン!」
またゲッターが別れた。そして三機のメカが空中で合体する。そしてゲッタードラゴンとなった。
ドラゴンはそのままグダに突き進む。しかし戦闘機達がその行く手を阻もうとする。そこにダンクーガが断空砲を放った。
「援護は俺達に任せな!」
「すまない!」
ダンクーガだけではなかった。他のロボット達もドラゴンを援護する。そしてドラゴンはそのまま順調に突き進んでいった。
「ゲッターの恐ろしさ、貴様にも味あわせてやる」
竜馬はグダの前に来るとそう呟いた。
「行くぞ・・・・・・」
全身に力を込めた。
「シャイイイイイイイイイイイインンンンンスパアアアアアアアアアッッッッッッッッククククククク!!!!!」
ドラゴンの全身を光が包んだ。そして一旦グダから離れると恐るべき速さで突攻に入った。
グダの直前で離脱する。そして光をぶつけた。
「グワワワアアアアッ!」
グダは大破した。とりわけ艦橋のダメージは深刻であった。
「このままでは!」
艦橋にいる士官達がバットに対して言った。
「わかっておる。無念だが」
彼は歯噛みしながら答えた。
「全軍撤退!一度退き態勢を立て直すぞ!」
「ハッ!」
こうして恐竜帝国の軍は退いた。こうして厚木での戦いは幕を降ろした。
「どうやら敵さんは逃げたようだな」
隼人はそれを見て言った。
「ああ。だがこれはほんの小手調べだろうな」
「それはわかっているさ」
竜馬にそう答えた。
「あの世界でも奴等は強大だった。それはここでも変わらないだろう」
「だろうな。だが負けるわけにはいかない」
「そうそう」
ここでマックが話に入ってきた。
「ミーが負ける筈がないしね、HAHAHAHAHA」
「そうだな、確かに」
隼人は彼の言葉を聞いて苦笑せずにはいられなかった。
「ジャックも貴重な戦力だしな」
竜馬もであった。何処か彼のその楽天性に救われている一行であった。
戦いが終わり皆基地に戻った。そして一行はイゴールの前に集まった。
「よくやってくれたな」
「いえ」
ピートはそれに対し硬い声と態度で返した。
「これが仕事ですから」
「ふむ」
イゴールはそれを聞いて少し眉を上げた。
「まあ俺は派手に戦えたからそれでいいですけれどね」
「もう、甲児君たら
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