第五話 超獣機神
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ルの用意はできているんだろ」
「ああ」
父は息子に対して頷いた。
「じゃあ出る、すぐにな。藤原達が合体するまでの時間稼ぎだ」
「やってくれるか」
「その言葉は適切じゃないな」
ここでこう答えた。
「いつものことさ。言う必要はないよ」
「・・・・・・そうか」
「そういうことさ。じゃあ出るぜ」
「うむ」
アランは側にあった車を拾った。そして滑走路にある黒い戦闘機に乗った。そしてすぐに出撃する。後に同じような黒い戦闘機達が続く。
その間に大空魔竜の中でも動きがあった。こうして恐竜帝国を迎え撃つ準備が整っていた。
その時恐竜帝国の者達は厚木からすぐの場所に進出していた。
「さて、攻撃準備は整っているな」
髭を生やした男が後ろに控える鎧の男に問うた。
「ハッ」
鎧の男は自信に満ちた声でそれに応えた。
「既に整っております、叔父上」
「そうか。ならばよい」
この髭の男はバット将軍、恐竜帝国の重鎮である。そして鎧の男はザンキ、彼の甥である。
「ではわしはグダに乗る。御前はゼンUに乗り最前線の指揮を執れ」
「わかりました」
「すぐに総攻撃にかかる。一気に押し潰す。よいな」
「了解」
ザンキは叔父に対して敬礼した。そして彼の言葉に従いゼンUに乗り込んだ。こうして恐竜帝国の攻撃が開始されたのであった。
陸と空を埋め尽くさんばかりの数で攻めにかかる。その前にはジェガンが数機いるだけである。
「な、何て数だ・・・・・・」
彼等はその数を見ただけで戦意を喪失していた。
「とてもかなわないぞ」
「そうだ、無理をするな」
ここで通信が入った。
「俺達に任せろ。すぐに後ろに下がるんだ」
黒い戦闘機がそこにやって来た。ブラックウィングである。
すぐに恐竜帝国のメカに攻撃を仕掛ける。そして次々に撃破していく。
「いいな。それよりも基地を頼む」
「りょ、了解」
ジェガンのパイロット達はそれに頷く。そして後方に下がっていった。
「さて、と」
アランは目の前の敵達に目をやった。
「これはやりがいがあるな。見渡す限り敵しかいない。思う存分やってやるか」
「待ちな」
だがここで声がした。
「俺達がいるってことを忘れてもらっちゃあ困るぜ」
甲児の声であった。マジンガーZがそこにいた。
マジンガーだけではなかった。グレートマジンガーやアフロダイAもいた。そしてガイキングやゲッターもいた。
「アランさん、ここは俺達に任せてくれよ。こいつ等は俺達にとって宿敵だからな」
「おいおい、君達だけでやるつもりか」
「あれっ、悪いんですか?」
「たまには俺にも活躍させてくれ。バルマーとは一緒に戦った仲じゃないか」
「けどいいんですか?こいつ等かなり手強いですよ」
「それは承知し
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