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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四話 聖戦士
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じまっていた。

「はあああああああああっ!」
 赤いロボットから声が轟く。そして目の前にいるシュテドニアスの魔装機を両断する。倍近い大きさがあるがそれは問題とはなっていなかった。
 前にいる魔装機を倒すと隣にいる敵機をすぐに撃墜した。そして返す刀でもう一機。鬼神の如き強さであった。
「ショウ!」
 その後ろにいる青い甲虫に似たシルエットのロボットの中から声がした。
「無理はしないで!」
「わかってる!」
 赤いロボットから声がした。中にはアジア系の顔立ちの少年がいた。彼の名をショウ=ザマという。
 日本人である。裕福だが家庭を顧みない両親に反発して空手やモトクロスバイクに熱中していた。だがある日バイストンウェルに召還された。そして紆余曲折の末この赤いロボット、オーラバトラービルバインに乗る聖戦士となったのである。戦士としてはずば抜けた力を持っていると言われている。
「マーベル」
 ショウは青いオーラバトラーダンバインに乗る茶色の髪の白人の女性に声をかけた。
「何!?」
 彼女はそれに応えた。彼女も地上から召還された者である。アメリカテキサスの出身だ。
「ニー達はどうしてる」
「我々はここにいる」
 見ればビルバインの後ろに数機の同じタイプのオーラバトラーがいた。そしてその後ろには青い巨大な城の様な戦艦と緑の戦艦があった。どれも激しい攻撃を繰り返している。
「ニー、キーン、無事か」
「ああ」
「何とかね」
 その赤いオーラバトラー、ボチューンに乗るパイロット、ピンクの髪をした青年ニー=ギブンと黒髪の少女キーン=キッスが答えた。二人はバイストンウェルの人間である。だが戦士としての能力、オーラ力が強い為二人も聖戦士と称されている。これはマーベルも同じである。
「リムルは!?」
「ここにいるわ」
 瑠璃色の髪の美しい少女が答えた。彼女が乗っているのはボチューンではなかった。黒っぽく、その手に斧や鎌を持っている。やや禍々しい感じがするのは否めない。
 彼女はリムル=リフトという。バイストンウェルの戦乱の元凶とされるアの国の領主ドレイク=ルフトとその妻ルーザ=ルフトの娘である。彼女はニーを慕い、そして父の野心に反発してショウ達と共にいるのだ。
「そうか、ならいい」
 ショウは皆がいるのを確かめてそう言った。
「だが戦局は危ういな」
 ニーがここで言った。
「まあな」
 それはショウにもわかっていた。
「このままじゃグランガランもゴラオンも持たない」
 見れば敵を追い払うのだけで必死であった。
「シーラ様とエレ様は?」
「御無事だ」
 ここで各機に通信が入った。そして映像が映る。白髪の老人と黒い髪の痩せた中年の男である。白髪の老人はエイブ=タマリ、ゴラオンの艦長である。黒髪の中年はカワッセ=グー、グ
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