暁 〜小説投稿サイト〜
IS―事務員ですが、何か?―
事務員は忙しいです
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織斑先生!?頭からなっちゃいけない音が出てます!お願いだからヤメ「ほうしゃべる余裕すらあるか」ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

つ、潰れる潰れる!?一応私の頭は鉄筋が落ちてきても鉄筋の方が変形するくらいの硬さを誇ってるのに頭からなっちゃいけない音がぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?

「分かりました分かりましたからアイアンクローやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

現実を認めたことでアイアンクローからは開放されました。グスン。

実家にいるお母さん、今年は帰れないかもしれません…。


「それで、何をどうしたらこんな穴があくんですか?」

開放されてからまずどうして穴が空いた原因を突き止めるため私は織斑先生に質問します。

え?頭は大丈夫かって?大丈夫ですよ、まだ死ぬほど痛いですが。

「木刀でついたら空いたそうだ」

「はい?」

今聞き間違いですよね?モース硬度6が木刀で穴があくなんてことは決してないんですから。

「ん?聞こえなかったのか?木刀でついたらあいたんだそうだ」

………うそん。

「織斑先生、冗談もほどほどにしてくださいよ。木刀の突きで穴があくわけないじゃないですか」

「私は冗談を言うのは苦手でな。これは事実だ」

うっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!?

「なるほど、この穴を開けた生徒は織斑先生なみのじんが「何かいったか?」イエナニモイッテマセン」

怖い!いつも思ってるけど怖いよ織斑先生!

「それで、どれくらいで直る?」

「そうですね、もうここまで穴が空いちゃったら修理しようがないですから新しいのを取り付けますよ。でも今予備の扉がないから一週間くらいかかるかと」

「遅い。明日の学校終了までに直せ」

「むちゃくちゃ言わないでくださいよ。書類申請して許可出してもらって受注してそれから業者に頼んで色々しないと「いいからやれ」ハイ」

次の日の放課後、壊れた部屋のドアは新品に変えられていて某ワンサマーさんは呆然としたそうです。

ちなみにその日の事務室では真っ白に燃え尽きた某ボクサーのようにイスに座る犬林蓮が発見されたそうな。


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