事務員は忙しいです
[1/2]
前書き [1]次 最後 [2]次話
IS、インフィニット・ストラトスの出現により世の中は男女平等から女尊男卑になった。
それによって男は理不尽な理由で仕事を押し付けられたりするようになったけれど、どんなことにもやはり男手はいるわけで私が勤めている“ISの操縦者を育成するための学校”であるIS学園でも変わらないわけです。
「今日も平和ですね〜」
私こと犬林蓮は今事務室でお茶を飲んでいました。そう、この時までは。
「犬林さーん、居ますかー?」
入口から私の同僚の長林(ながばやし)楓(かえで)さん(27歳独身)がやってきました。
「はいはい、なんですか?」
はてさて、今日は一体何が起こったのでしょうか。
「一年の織斑君が部屋のドアを新しくしてほしいそうです」
へ?
「ドアを新しくして欲しい?今年全部取り替えたばかりなのにですか?」
そう、今年はIS委員会の通達で第三世代ISを持った生徒がくるからドアを防弾加工やらなんやらして結構頑丈にしてあるのだ。
「ええ。言い表せないほどボロボロでした。何をやったらあんな風になるんでしょうか?」
言い表せないほどボロボロ!?IS装備でも使ったの!?でなきゃそうはならないはずなんだけど?!
「分かりました。ちょっと行ってきますね」
さて、目的の一年生の寮にいきましょうか。
信じられません…。私は今件のボロボロにされたドアを目の前にしてこれは夢なんじゃないかと思ってしまっています。
「さて、事務室に戻ってお茶でも飲みましょう」
うん、これは見なかったことにしましょう。ええそうしましょう。これは幻です。え?現実逃避するなって?これが現実な訳ないでしょう。だって世界最新の限りなく木に近いがそれでもモース硬度6はある世界最新の素材がまさか穴だらけになってるなんて非現実以外のなんと言えるだろうか。
「何を現実から逃げようとしている犬林事務員」
はい、振り返ったら目の前にブリュンヒルデ、鬼教官、もっと罵ってくださいお姉さま、あの人人間じゃねぇよなどなど呼び名があったりするIS学園最強の教師織斑千冬さんが私の目の前にいました。
「はっはっは。何を言ってるんですか織斑先生。現実から逃げようとなんてしてませんよ。そもそもあの扉に穴があいてる方ことが非現実的ですよ」
そう、これは決して逃げようとしてるわけじゃない。逃げようとしてるわけじゃn
「現実を見ろ」
はっ!?いつの間にか私の頭がアイアンクローをされている!?これが世界最強の所以か!
「余計なことを考えるほど余裕があるようだな」
メキメキメキ(←頭が軋む音)
「お、
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ