第三話 シャングリラ
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しよう」
「了解」
再びライフルを構える。そして攻撃に入る。だがビームは彼等だけが放ったのではなかった。
左からも来た。そしてジュドー達の照準から外れていたモビルスーツ達を撃った。そして忽ち数機撃墜していた。
「バニング大尉か!?」
カミーユはそれを見て思わず叫んだ。
「悪いけど違うよ」
その声は若かった。
「済まん、調査に長くかかっちまったよ」
「悪い、俺もだ」
GP−03と量産型F90であった。コウとキースである。
「けれどこれで合流したんだ。宜しくな」
「ええ」
カミーユはそれに頷いた。
「じゃあ早くこの連中を倒しましょう。それからアレクサンドリアを」
「そっちにはもうバニング大尉が向かってるよ」
「そうなんですか!?」
「クリスとバーニィの案内でな。後はこの連中だけだ」
「それなら話は早いですね」
「そうだな。早く終わらせよう」
「わかりました。ジュドー」
カミーユはジュドーに顔を向けた。そのカミーユの周りにエマやフォウ達がやって来た。
「そういうことだ。すぐに終わらせるぞ」
「了解」
ジュドーはにこやらに笑ってそれに応えた。
「パッパッとやっちゃいますか」
「けれどあまり調子に乗るなよ」
「わかってますって」
彼はそう答えて前に出た。そしてダブルビームライフルで次々と撃ち落とす。彼等の活躍もありシャングリラでの戦闘はすぐに終結した。そして外でもアレクサンドリアが拿捕されていた。
「会うだろうとは思っていたがな」
ブライトはラー=カイラムの艦橋でジュドー達を前にしてそう語っていた。
「しかしまたモビルスーツに乗るとは。しかもまた盗んで」
「堅いことは言いっこなしですよ、ブライトさん」
「そうそう、俺達のおかげで今回の作戦は成功したようなもんだし」
ジュドーもビーチャも全く悪びれてはいなかった。
「それにティターンズとは前から色々あったし。今回もあるんでしょ?」
「それはそうだが」
ブライトはそれを認めた。
「じゃあ話は早いや。ブライトさん」
ジュドーが一同を代表して彼に対して言った。
「俺達もロンド=ベルに入れてくれよ。金も入るし」
「そうそう、パイロットでお金いいのよね」
「エル」
ブライトは彼女を咎めるような声を出した。
「あ、御免御免」
「そういう言葉は謹んでもらおう」
だがそれは事実であった。パイロットは他の軍人達と比べてその給料は高いのである。
何はともあれ彼等は再びロンド=ベルに入隊した。そしてすぐに軍属扱いとなった。
「まあこれは仕方ないな」
ジュドー達はラー=カイラムの廊下を歩きながらそう話していた。
「そうよね」
ルーがそれに同意した。
「お給料はいいんだし」
「それしかないの?」
イーノ
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