第三話 シャングリラ
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ている。
「ファの言う通りね」
それに合わせるかのようにスーパーガンダムから女の声がした。
「バニング大尉が待っているわ。早く行きましょう」
茶色い髪をショートにした凛とした顔立ちの女性であった。エマ=シーンである。先程艦橋でブライト達が話していたその女性である。彼女もまたエースパイロットとして有名である。その操縦技術には定評がある。
「私もそう思うわ」
ガンダムマークVからも声がした。空色の髪の少女であった。
「フォウ」
カミーユは彼女の名を呼んだ。彼女はカミーユに名を呼ばれると微笑んだ。
彼女の名はフォウ=ムラサメ、ティターンズにより養成された強化人間の一人である。かってはカミーユ達と死闘を繰り広げたが、彼の心からの説得により今こうしてロンド=ベルにいる。この隊においてはカミーユに匹敵するエースの一人である。
「早く言った方がいいと思うわ、バニング大尉は厳しいから」
「そうだな」
カミーユは彼女の言葉に頷いた。
「行こう、そしてバニング大尉の指示に従う」
「ええ」
「了解」
他の三人もそれに従った。そして彼等はバニングのところに来た。
「来たか」
「はい」
バニングは彼等が来たのを認めてそう声をかけた。カミーユ達はそれに頷いた。
「これで二つだな」
「ええ。ところでウラキ少尉とキース少尉は」
「先に行かせた」
バニングはカミーユにそう答えた。
「クリス中尉とワイズマン少尉から連絡がないのでな。二人も先行させた」
「そうなのですか」
「我々もすぐに行くぞ。用意はいいか」
「はい」
カミーユはそれに頷いた。すぐにZUを変形させる。
「何時でも行けますよ」
「ならばいい」
バニングはそれを受けて頷いた。
「では我々も行こう。二人から連絡がにところを見ると何かある」
「そうでしょうね」
カミーユもそれには同じ見方をしていた。
「中にいるのはティターンズかネオ=ジオンか」
「ギガノスの可能性もあるぞ」
「はい」
他の者達も頷いた。
「ギガノスにも凄腕のパイロットがいるそうだしな」
「蒼き鷹ですね」
「そうだ」
バニングはカミーユの言葉に頷いた。
「まさかこのシャングリラにも」
「そこまではわからん。だが用心するにこしたことはないぞ」
バニングの言葉は歴戦の戦士故の言葉であった。だからこそ重みがあった。
「わかるな」
「ええ」
カミーユは答えた。
「では突入だ。カミーユ、先頭は俺が務める。サポートを頼む」
「了解」
「後は続け。敵がいたならばすぐに叩くぞ」
「わかりました」
彼等はそれに続いた。こうして八機のモビルスーツがシャングリラに潜入した。
戦いが終わった後ジュドー達は元のジャンク屋を経営していた。顔触れは以前より
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