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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第三話 シャングリラ
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 バーニィにもわかっていた。
「けれどザクはいい機体なんだ」
「それでもなあ」
「ザクはザクだけれどな」
 ジュドー達に反論にかかった。
「ザクVなんだ。これなら文句はないだろう」
「確かに」
 ジュドー達もそれには同意した。ザクVはネオ=ジオンの機体でありその性能、とりわけ装備はかなりいい。ザクとは思えぬ程である。
「けれど何でロンド=ベルにそんなものが」
「捕獲品よ」
 クリスが答えた。
「私だってそれに乗っているんだから」
「そうなんですか。そしてそれは?」
「ドーベン=ウルフよ」
 にこりと笑ってそう言った。
「中々いいでしょ」
「中々どころじゃ」
 ネオ=ジオンの誇る重モビルスーツである。その装備はかなりいい。
「何か今のうちの軍って凄い装備だよな」
「ああ」
 そう言うジュドー達もガンダムやキュベレイである。ロンド=ベルはこれまでの戦いにより多くのモビルスーツを手に入れていた。従ってその装備もかなりのものとなっていた。
「そんな中でもザクを選ぶバーニィさんも」
「悪いのかよ」
「いや」 
 それには首を横に振った。
「けれどなあ」
「ああ」
「・・・・・・いいじゃないか、別に」
 バーニィは頬を膨らませた。そうこうしている間にラー=カイラムのエンジンに火が灯った。そしてそのまま次の戦場に向かうのであった。


第三話   完



                                     2005・1・23



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