第二話 悪を裁つ剣
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だけれどな」
「何か言ったか!?」
「いや」
「別に」
二人は咄嗟に誤魔化した。彼等がそうした緊張感のない話をしている間にも戦いは続いていた。
「行くぞ!」
ファン=リーの声が響く。そしてスカイラーからミサイルが放たれる。
スカイラーだけではない。ネッサーとバゾラーも同時に攻撃を仕掛ける。
そして三機のハニワ幻人を仕留める。しかしそれで終わりではなかった。
「グウオオオオオオッ!」
一機残っていた。そしてその一機がスカイラー達と共にいたガイキングに襲い掛かる。
「甘いぜ!」
だがサンシローは余裕のある態度を崩さなかった。敵を前にしても不敵に笑っていた。
「行くぞ」
彼は叫んだ。そして腹から光の弾を取り出した。
「ハイドロブレイザァアアアアアアアアーーーーーーーッ!」
それを右手で投げた。放たれた光の弾は複雑な動きをしながら敵に向かって行く。そして敵を直撃した。
「ガアオオオオオオオンンンッ!」
直撃を受けた敵は絶叫した。そして爆発の中に消えた。
「すげえな」
甲児はそれを見てこう呟いた。
「何でなの?」
「決まってるじゃねえか」
問うたさやかに答えた。
「元野球選手だっただけはあると思ってな。あんな技は野球選手じゃなきゃできねえよ」
「それを言ったら巴先輩も一緒だぜ」
ここで前線に戻って来たゲッターから弁慶の声がした。
「大雪山おろしがあるからな」
「おっと、そうだった」
甲児はうっかりとしていたことを思い出したように言った。
「あいつのあの技は凄いよなあ。よくあんなのできるよ」
「全くだ。海ではあいつの独壇場だからな」
鉄也がそれに同意した。
「グレートも海でも戦えないわけじゃないけれどな」
「それでも限界があるな」
隼人がそれに答えた。
「俺のライガーは特にそうだ。海ではてんで駄目だ」
「俺のドラゴンのだ」
竜馬もここでこう言った。
「空はいいけれど海はな。どうしてもドラゴンの性能が落ちる」
「その点ジャックのあれは大丈夫だけれどな」
「ジャックってテキサスマックか」
「ああ」
甲児の問いに竜馬が答えた。
「テキサスマックは何処でも戦えるんだ。汎用性の高いメカなんだ」
「そうだったんだ。以外だな」
「そういえばジャックは今どうしてるの?」
ジュンが三人に問うた。
「えっと、どうしてたっけ」
弁慶はとぼけた声を出した。
「おい、何言ってるんだ。アメリカにいるだろうが」
「あっ、そうだったか」
「おいおい、頼むぜ」
隼人がそれを聞いて呆れたような声を出した。
「戦友の所在位覚えておいてくれよ」
「HAHAHAHAHA!その通りデーーーーーース!」
ここで胡散臭い英語混じりの日本語が聞こえてきた。
「その
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