第二話 悪を裁つ剣
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も同じ考えであった。
「とりあえずは戦力を集めるか。誰かいるか」
「それなら心当たりがあるぜ」
甲児が答えた。
「ダンクーガにコンバトラーにボルテスだ。あいつ等なら力を貸してくれる筈だぜ」
「おお、彼等がか」
大文字はそれを聞き思わず声をあげた。
「彼等が参加してくれるとなると心強いな」
「あとは大介さんか。今何処にいるのかな」
「スペインの方に行っているらしいぞ」
鉄也がそえに答えた。
「ひかるさんやマリアちゃんと一緒にな」
「へえ、そうだったんだ。暫く見ないと思ったら」
「大介さん?」
サンシローはそれを聞いて不思議そうな声をあげた。
「それは誰だい?」
そして甲児達に尋ねた。
「あ、すまねえ。知らなかったか」
「ああ。よかったら教えてくれ」
「グレンダイザーのパイロットさ。UFOみたいな形に変形できる」
「そしてスペイザーっていう戦闘機と合体するのさ。色々な形になるんだ」
「へえ、そりゃ面白そうなロボットだな」
サンシローは甲児と鉄也の話を聞いて興味深そうに頷いた。
「後で大介さんにも連絡しておこう。スペインの方の事情にもよるが」
「お願いします」
甲児は鉄也に頼み込んだ。これで話はおおよそ終わった。そして次の問題であった。
「とりあえずこれからどうするかだな」
大文字が大空魔竜の側に集結して来たパイロット達に声をかけてきた。
「まずは甲児君の言う通り戦力を増強させよう」
「はい」
皆それに頷いた。
「まずは何処に行くかだな」
「それでしたら厚木に行きましょう」
鉄也が提案した。
「厚木に」
「丁度そこに獣戦機隊がいるんです。彼等と合流しましょう」
「そうか、ならそうしよう」
大文字は彼の提案に首を縦に振った。それから他の者に対して言った。
「ではこれから我々は厚木に向かう。いいか」
「はい」
「了解」
「わかりました」
「合点だ」
皆それに頷いた。こうして彼等の行く先は決定した。
「決まりだな。では向かうとしよう」
大空魔竜にロボット達を収容すると厚木に向かった。新たな力を加える為に。
ゼンガーは大空魔竜の中に入るとすぐに他の者と離れた。そして一人窓の側に佇んでいた。
「・・・・・・・・・」
「何だ、あいつあんなにクールな奴だったのか」
甲児達はそれを見ながら話をしていた。
「意外だったな。戦っている時はかなり熱い奴だと思っていたが」
サンシローもそれは同じ考えであった。
「戦っている時は変わるんだろ。よくあることだ」
「リーはそんなに変わらねえけれどな」
「まあな」
サンシローの言葉を否定しなかった。
「俺はそれでいいと思っているしな。だからといって御前のその熱さも悪いとは思わん」
「そうなのか」
「
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