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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第一話 魔装機神
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「簡単に言うけどなあ」
 そんな彼に対してマサキが言う。
「魔装機の操縦は簡単には出来ないんだぞ。プラーナもいるし」
「プラーナは地上人の方が多いんだろう?」
「ああ、そうだが」
「それに俺はマシンに乗っている。それも問題はない」
「マシン!?何にだ」
「ヘビーガンだ。戦闘獣と戦ったこともあるぜ。三機撃墜している」
「そうか。なら実戦経験も問題ないな」
「ああ。どうだ、俺も入れてくれるか?」
「そうだな。そこまで言うのなら」
 フェイルは少し考えた後でそう答えた。
「では協力して欲しい。いいか?」
「ああ、是非頼む。帰るのはその後でいい」
「わかった、では頼む」
「そうこなくちゃな」
 彼はそう言って笑った。そしてすぐに魔装機が並べられている場所に案内された。
「色々あるなあ」
 一人の女性に案内されながら彼はその魔装機達を見ていた。
「全体的に鋭角的なデザインだな」
「そうね」
 案内する女性がそれに応えた。見れば紫の髪を持つ美しい女性である。膝までのタイとスカートがよく似合っている。
「私が設計、デザインしたのだけど。確かにそういったものが多いのは事実ね」
「へえ、あんたが設計したのか」
「そうよ」
「ふうん、凄いんだ。綺麗なだけじゃなくて」
「何言ってるのよ」
 彼女はタダナオのその言葉に顔を少し赤くさせた。
(おや)
 タダナオはそれを見てにやりと笑った。
(どうやらそちらは奥手なようだな)
 何かしら掴んだようであった。
「ところで」
「ええ」
 彼女はタダナオに問われ顔を彼に向けてきた。
「あんた名前は?俺は栗林忠直っていうんだけれど」
「ウェンディ。ウェンディ=ラスム=イクナートっていうの」
「ふうん、いい名前だね」
「そうかしら」
「あんたには合ってると思うよ。ところで」
 彼は攻勢に取り掛かろうとした。だがそれはならなかった。
「空いている魔装機はここにあるわ」
 それより先に到着してしまった。見れば目の前にその鋭角的なマシンが立ち並んでいた。
「わりかしあるな」
「そうかしら。あと三機しか空いていないのだけれど」
「それだけあると目移りするな。何に乗ればいいのか」
「貴方は接近戦と遠距離戦どちらが得意?それにもよるわよ」
「どちらかか」
「ええ。どちらがいいかしら」
「どっちかと言われても」
 彼は少し返答に戸惑った。
「ヘビーガンは量産用ですからね。どちらでもある程度はいけるんですよ」
「あら、そうなの」
「ええ。けれどどちらかというと遠距離戦向きですかね。ライフルが強力ですから」
「だったらジェイファーがいいかしら」
「どんなやつですか?」
「これよ」
 ウェンディは両肩に巨大な砲を持つ魔装機を指し示した。
「何か凄い
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