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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第一話 魔装機神
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った。
「やったか!?」
 彼はすぐにその敵を見た。見れば直撃を受け墜落して行く。コクピットが離れ別の場所に向かって行く。
「人が乗っているのか」
 見れば撃墜された敵機から次々と脱出していく。そして戦場は撃墜され、爆発する敵機と離脱するパイロット達が次々と出ていた。
 とりあえずそれを見て安心した。戦争とはいえやはり敵が死ぬのはあまり気分がよくないからだ。
「逃げろよ、落ちたら」
 タダナオはそんな彼等を見てそう呟いた。
「だが落とさせてはもらうぜ。それが戦争なんでな」
 だが感傷には浸らなかった。すぐにまた照準を定め次の敵に攻撃を仕掛けた。そしてまた撃墜した。
「へえ」
 マサキは戦いの中タダナオの乗るジェイファーの動きを見て声を漏らした。
「あいつも結構やるじゃねえか」
「元々パイロットだそうだな」
 グランヴェールからヤンロンの通信が入った。
「ああ、何でも連邦軍でヘビーガンに乗っていたらしい。戦闘獣を何体か落としたことがあるそうだ」
「そうか、それでか。はじめてにしては操縦も攻撃もかなり上手いと思っていたが」
「やっぱり実戦経験があると違うな。あいつはこれからかなりの戦力になるぜ」
「そうだな。帰らなければな」
「ああ」
 二人はそんな会話をしつつも戦闘を続けていた。戦局はさらにラングランに有利なものとなりシュテドニアスの魔装機はその数を大幅に減らしていた。
「そろそろ終わりかな」
 タダナオは戦場を見てそう呟いた。
「けれどまだ来る奴は来るな」
 そこに敵の魔装機が来た。一直線に彼のジェイファーに向かって来る。
「リニアレールガンは間に合いそうにもないな」
 その敵機の動きを見ながら呟く。
「じゃあこれを試してみるか」
 腰にある剣を抜いた。それで向かって来る敵を斬りつける。
「これでどうだっ!」
 敵機の首を斬る。斬られた首は飛び、そして爆発して消えた。
「う、うわあああっ!」
 モニターが急に見えなくなり混乱したのであろうか。それを見た敵機のパイロットが慌てて脱出する。そして主をなくした敵機は地面に落下していく。
「ひゅう」
 敵機を斬り倒してタダナオは思わず口笛を吹いた。
「こりゃ凄いや。ヘビーガンのビームサーベルとは比べ物にならねえ」
「当然だ」
 マサキの声が入って来た。
「それはビームとは違うからな」
「そういえば」
 見ればビームではない。魔装機に合わせて作られたような大型の剣であった。ビームに似ているがそれはビームではなかった。
「何か特別なエネルギーみたいだが?」
「ああ、プラズマだ」
「プラズマ」
 タダナオはそれを聞いて声を顰めさせた。
「随分と変わったエネルギーを使っているな」
「ラ=ギアスじゃ常識だぜ」
「そうか、常識か」
 
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