08 マグニス―みくだすものたち―
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「時重ねし雷、アンバーホワイト」
『ま、まさか!?』
イヴは誰が呼び出されるか気付いたようだ。
次のを装填する。
「静かなる怒り、ストームグリーン」
『皆!風の後ろに行きなさい!そしてアルマ!防御を頼むわよ!』
「キュ!!」
イヴが叫び、皆がすぐさま反応し俺の後ろに向かってアルマがバリアを張る。
それを見てから最後の装填をする。
「そして、闇を貫く閃光、ライトニングイエロー」
「鳴り響け、召喚獣……ラムウ!」
打ち出されたソイルは螺旋を描いてぶつかり光を放つ。
一瞬目が開けてられないほどの光が強く、次に目を開けたときには長い髭を蓄え、杖を持った仙人のような老人が浮いていた。
『フォッフォッフォ、まさかわしが呼ばれるとはのう……我らの中に力加減が出来るものは少ないとはいえ、まったく少しは老人に楽させて欲しいわい』
老人、ラムウはそう言って笑った後、すっと目を細める。
「ラムウ」
『分かっておる。では、この者を楽にさせてやろうかのお』
バチバチと持っている杖に雷が集る。
ラムウは後ろに少し向き、アルマを見る。
『加減はするが、しっかりバリアを張っておくのじゃぞ小さき子よ』
「キュウウ!」
アルマは力強く答え、ラムウは微笑み前を向いて杖を化け物に向ける。
『せめて、痛みを感じないよう一瞬ですますからのう』
ラムウが杖を振った瞬間、轟音と閃光が室内に満ちた。
雷は正確に化け物のみ当たる。
まるで意思を持つかのように他のものには当たらないように動き、敵を貫く。
それが、一瞬の間に起きていた。
相手は悲鳴を上げる暇もなく、息絶えた。
カオスの欠片を消滅させて……
敵を倒した後、ラムウはちらりとクラトスを見てから風に別れを告げて消えていった。
倒れていたマグニスは確認した所、死んでいた。
哀れとも思えないほど自業自得な最後だった。
なんとも言えない雰囲気に包まれながらも、リフィルが機械を操作して閉じ込められていたニール達を解放、ショコラが人間牧場から出たのを見た。
救出した人達のエクスフィアはロイドの父親に任せる事にして、話が一段落ついたところで、リフィルは人間牧場を爆破すると言い始め、10分後爆発するように仕組んでから俺達は急いで脱出した。
予言
予言します。
人間牧場を破壊し、パルマコスタを後にした神子達。
先へ進むために必要な像を求め、ソダ島へ。
島の間欠泉に眠る神殿で彼らを待ち受けるものとは――
ノーディス……―いへんのきざし―
次回もアンリミデットな導きを――
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