第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(5)
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、銃弾が盾の範囲内に入ってくることは絶対にないのですぅ」
観客達とアナウンサーは、うおおおおおお! と、めいっぱいに頷く。
「これは驚きました! もはや数学です! キン肉マンルージュ選手とミーノちゃんの頭脳プレー! 見事です! 見事すぎます! そして悪魔将軍プペ選手、無様すぎます!」
悪魔将軍プペはアナウンサー席に向かって、デコピンをする。
“ずがぁん”
アナウンサー席の机に穴が開き、アナウンサーが持っているマイクが爆発する。
悪魔将軍プペがデコピンで放ったダイヤモンドの銃弾は、机を貫通し、マイクに激突した。
「うるさいよ、おまえ! こんどは、おでこに、くらわすよー?」
アナウンサーは、ひぃッと悲鳴を上げて、アデラ●スゴールドの中野さんの背後に隠れてしまう。
「ちょ、ちょっと! やめてくださいよ! 私を盾にしないでくださいよ! どのみちダイヤモンドの銃弾ですから、例え私を盾にしても、私を貫通して、結局はあたなに当たっちゃいますよ!」
中野さんは広すぎる額に青筋をたて、猫の子を掴むようにアナウンサーの首根っこを掴んだ。そして強引に、アナウンサー席に戻してしまう。
「ちゃんと仕事なさい!」
そう言って中野さんは、アナウンサーに新しいマイクを渡した。
「関係のない人に手を上げるのは、お止めなさい」
マリは静かな声で、悪魔将軍プペに言った。
「はあ? なんだあ? むかついたから、あいつにおしおきしたんだよー! ボク、なにもわるいことなんてしてないよー? ってか、おまえ、ボクにセッキョーくらわすキ? チョーむかつくんですけどー?」
そう言って悪魔将軍プペは、マリに人差し指の先端を向ける。
「んん? なにそれ? おまえ、なにしてんの?」
キン肉マンルージュは両腕を開いて、マリをかばう様に悪魔将軍プペの前に立ちふさがった。そして無言のまま、つよく悪魔将軍プペを睨みつける。
「プペプペプペプペプペッ! こわい、こわーい! おっかないカオー! そんなにオコるなよー!」
悪魔将軍プペは笑い上げながら、おどけてみせる。
「なーにがシュゴテンシだよー! おまえのカオ、まるでオニだよー! アクマ、カオまけー!」
からかう悪魔将軍プペに動じることなく、キン肉マンルージュは悪魔将軍プペを睨み続けている。
「なーんだよー、つまんないのー。ボク、そういうの、きらいー」
悪魔将軍プペは、しらけたとばかりに、とぼとぼと歩いて自陣のコーナーポストに戻った。
「よっ、とー」
そして悪魔将軍プペは、コーナーポストの先端に乗っかる。
「プペプペプペプペプペッ! さーて、つぎはなにして、あーそぼーかなー」
悪魔将軍
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