第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(5)
[12/12]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
という、熱く、重く、猛々しい力を』
「そ、そんな……受けとめろって言われても……ああッ! だ、だめぇ! で、でちゃう! でちゃうよお! ひぃぅ! でちゃうのお! やあああぁぁぁん! ダメだよお! でちゃうのお! きゃあああああああんッ! で、でちゃうううぅぅぅうううぅぅぅッ!!」
ひと際大きな悲鳴を上げると、キン肉マンルージュの全身から、大量のマッスルアフェクションが噴き出した。
まるでガソリンを投入したキャンプファイヤーのように、マッスルアフェクションが火柱となって、キン肉マンルージュから噴き上がっていく。
『少女よ、正義の力を内にとどめよ。さもなくばそなたの生命エネルギー、つまり命が、すべて体外へと放出されてしまうぞ』
「えッ! ちょ、ちょっとまって! そ、そんなあ! いきなりそんなこと言われても……でちゃうう! 勝手にでちゃうのお! 自分で止まられないよお! でちゃう! でちゃうのお! いやあああぁぁぁあああん! でちゃうったら、でちゃううう! 止まらない! もうでっぱなしだよお! ひあああひぃいいあああん! ひゅああぃぃうううん! でるの、止まらないいい!」
キン肉マンルージュは涙を流しながら叫び上げ、四つん這いになってマッスルアフェクションを出し続ける。
『少女よ、心を落ちつかせよ。そして内にある力を感じ、とどめよ。正義の力は敵ではない、味方なのだ。そなたを苦しめるものではない。そなたを守り、向上させ、真の、誠の、正義へと導く……それが正義の力なのだ』
「そんなこと言われても……止まらないんだよお……止まらないよお……でちゃうのう……でっぱなしになっちゃのお……止めたくても……とどめたくても……どんどんでちゃううッ……でちゃうよお……」
キン肉マンルージュは息を切らしながら、声も絶え絶えに弱音を吐く。
『少女よ、正義はそなたの敵ではない。信じよ、正義の力を、そして自らを。正義超人の使命とは何か? いまいちど自らに問うてみよ』
「うあああんッ……正義超人の……使命? ……くううぅぅぅん……苦しい……ふゅゆゆゆうん……つらいよお……使命……使命って……」
キン肉マンルージュは全身をびくびくんと揺らしながら、涙を流して声を漏らす。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ