暁 〜小説投稿サイト〜
美少女超人キン肉マンルージュ
第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(5)
[2/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
突っ込んでいったルージュちゃんは、無謀だったんじゃなくて、勇気ある行動だった、ってことだよね?”

 ミーノはクスッと笑んで、悪魔将軍プペを見つめる。

「観客の皆様は、どうやらわかっていらっしゃるようなのですぅ。どちらがおバカさんなのかを! ですぅ」

 悪魔将軍プペは肩をわなわなと震わせながら、ぎりぎりと歯をならす。

「だ、だーれがバカだってえ? バ、バカっていうほうが、バカなんだよ! ……って、ボクがさいしょにいったのか、バカって……ちきしょー! なんなんだよ、もう! ほんとのホントに、もう、おこったぞー!」

 悪魔将軍プペは全身に力を込め、踏ん張りながら身を丸める。すると、悪魔将軍プペの全身は、ダイヤモンドの汗でびっしゃりになった。

「ホントのギラギラじごく、みせてやんよー!」

 キン肉マンルージュは、全身にゾクッとした悪寒を感じた。

「ッ! あ、あ、あ……ど、どうしよう、今度のは……避けられない……防げないよ……捨て身の特攻でも無理……」

 悪魔将軍プペが繰り出す攻撃について、いちはやく気がついたキン肉マンルージュ。しかし、その攻撃の打開策が見つからない。

「プペプペプペプペプペッ! わかっちゃった? でもさー、わかったところでさー、どうしようもないよねー! プペプペプペプペプペッ! だからさー、しんじゃえよ、おまえー!」

 攻撃を繰り出そうとしている悪魔将軍プペを見て、ミーノはとっさに叫び上げた。

「マッスルジュエルの面積の範囲内、それが唯一の安全地帯なのですぅ! とても狭い安全地帯ですが、なんとかその中に、入ってくださいなのですぅ!」

「マッスルジュエルの面積の範囲内? そんな……こんなちっちゃい胸当てなのに、どうすればいいの?」

 ミーノの言葉を聞いて、キン肉マンルージュは困惑する。

「プペプペプペプペプペッ! ムダむだムダむだムダー! こんどのは、ゼッタイにさけられないよーだ!」

 そう言って、悪魔将軍プペは、全身に溜め続けていた力を解放するかのように、一気に身体を開いた。

「プペプペプペプペプペッ! ダイヤモンドスプラッシュ!」

「マッスルプロテクション!」

 悪魔将軍プペの全身から、全方向に向かって、無数のダイヤモンドが飛び出した。
 同時に、キン肉マンルージュはマッスルジュエルを変化させる。

“ずがががががががぁぁぁあああああん”

 縦横無尽に飛び交うダイヤモンドの銃弾。
 凄まじく鋭い、そして恐ろしく硬い激突音が、周囲に響き渡る。
 大量のダイヤモンドによる全方向射撃には、まったくもって隙がない。

“…………”

 激突音が止むと、今度は無音とも言えるほどの静寂が、周囲を包み込んだ。

“すたん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ