暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第0章:安定の崩壊
第1話:日常から非日常への転落
[1/5]

[1] 最後 [2]次話
(グランバニア)

大国グランバニア城の一室で、王家と近親者達だけのパーティーが催されている。
このパーティーの主賓は3人…
マリー・リューラ・リューノの3人だ。

彼女等は全員、国王リュケイロムの実娘であるが、母親は各々別である。
では、彼女等3人が主賓のパーティーとは何なのか…



(グランバニア)
マリーSIDE

イエイ!
本日は私は12歳になります!
本当は2日後なんだけど、公式のは今日が誕生日なのです。

どういう事かと言いますれば…
ピエールさんの娘のリューラが、12年前の今日に生まれました。
そして12年前の明日には、スノウさんの娘であるリューノが…
更に翌日に、リュカ国王陛下の正妻ビアンカが私を生んでくれたのです!

つまり私達3人は、1日ずつ遅れて生まれたわけです。
でも“3日続けて誕生日パーティーを開くのは、時間とお金の無駄だから、3人纏めて済ましちゃおう”って結論になり、一番先に生まれたリューラの誕生日に、一緒に祝ってもらっておりますの。

以前は納得してなかったのですが、今はコレで良いかなと思ってます。
何故なら、私にはちょ〜格好いい彼氏が居り、正式な誕生日にはその彼がディープに祝ってくれるからです!




さて、そんなわけで今は誕生日パーティーの真っ最中。
色んな人からプレゼントを頂いてます。
各々のお母さんから、手作りのスカーフを頂いたり…
お姉ちゃん達からは、アクセサリーを貰ったり。

あ、彼氏のウルフからは2日後に貰う予定です。
最近、絵を描く事に嵌っているらしく、誕生日には毎年描いて貰ってます。
周囲の人達も絶賛するくらい、腕前はプロ級なのよ!

まぁ、その後で他の物もプレゼントしてくれるんだけどね…
城下でも有数の高級ホテルのスイートをキープして…
キャ?やだ〜…もうエッチぃ!

そうこうしていると我らの大好きなお父さんが、大きな包みを3つ用意して近付いてきます。
毎年お父さんのプレゼントには、大きな期待を寄せてますの。
ともかくセンスが良いんです!

去年は3人色違いでお揃いのイヤリングでした。
今年は何でしょうか?
包みの大きさからしてアクセサリー類の小物ではなさそうです。

因みに、お父さんは私達(お母さんや愛人等も含む)にプレゼントを買う時、事前にアルバイトをして資金を調達して居るんです。
王様なのだからお金はいっぱい持ってるハズなのに…

わざわざ伊達眼鏡と付け髭をして、偽名で『プーサン』と名乗り、私達にも秘密でアルバイトをしているのです。
何で秘密なのに私が知っているかと言うと………現場を見てしまったからです。

国王陛下が政務を抜け出し仕事が滞ってしまった為、秘書官をしている彼氏((ウル
[1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ