第0章:安定の崩壊
第1話:日常から非日常への転落
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フ))に暇が出来た為、二人で城下にデートへ行ったのですが…
そこで何と、土木仕事をするお父さんを発見してしまったのです!
そりゃ最初は疑いましたよ!そっくりな別人では?と、疑いましたとも!
でもね…凝視していたら目が合って、お父さんの方から『げっ、マリーにウルフ!?』と漏らしてしまったのです。
直ぐにプーサンの休憩時間が来た為、近くの茶店へ連行し事情聴取をした所…
『国王の仕事で貰えるお金は、基本税金であり無駄遣いはダメだと思うんだよ…それに本気で仕事をしているワケじゃないし、愛しい娘達にあげるプレゼントには、心を込めたいじゃん!?だから苦労して働いて、そのお金でプレゼントを買った方が良いかな〜と思ったんだよ』
極上に家族思いのお父さんは、何とも泣かせる思いから、国家の重要な仕事を放置して、変装までしてアルバイトをしていたというのです。
私とウルフも、10日前に発見するまで知りませんでした。
そしてお父さんは、私達に頭を下げ口止めをし、プーサンとして仕事に戻ったのです。
ところで………あの偽名は、ヒゲメガネをオマージュしたのか…クマの方をオマージュしたのか…
きっと前者よね!?
…つーわけで、お父さんはプレゼントに力を入れているわけですが、今回は何が入ってるのでしょうね?
私達一人一人に手渡しするお父さん。その際に「向こうで着替えておいで」とコメント…
つまり中身は洋服ですね。
私達はそれぞれ、中身を確認することなく隣室へ行きます。
そこで言われた通り着替えを行うのですが…
着替えを終え皆さんの下へ戻ると、其処彼処から驚きの声が…
そうなのです…“女の事ならヤツに聞け!”そう言われるほど、女性に対する見識の深さが際立つお父さん。
女性へのプレゼントで誰もを唸らせるセンスの良さ…流石のウルフも、この域まで達しておりませんわ。
3人ともワンピースとカーディガンをプレゼントされました。
カーディガンは淡いクリーム色で3人とも同じ…
だがワンピースの方で区別されております。
私にはワインレッド、リューノにはスカイブルー、リューラにはエメラルドグリーン…
そして腰回りにはベルトが付いてるのですが…
そこに各々が装備している『細波の杖』・『鋼の鞭』・『妖精の剣』を備え付けられる様になっておりますの!
勿論『細波の杖』は私の装備品…
『鋼の鞭』はリューノが、『妖精の剣』はリューラが装備してます。
以前、みんなでピクニック(お父さんが政務から逃亡)した時に、お父さんが二人にプレゼントした物です。
私達はそれぞれ、皆さんの前でクルクル回り見せびらかしております。
何より面白いのは、愛人ズが本気で羨ましがっている事です。
でも、お父さん
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