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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第四話 ジークハルト!?と新たなる地へ
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ちゃいねぇ。精神的疲労からか俺も地面に倒れこんだ。ふと横に顔を向ければエルザが地面に倒れこんだ状態で驚いた表情しながらこっちを見ていた。
「ル…シアか。よか…った…無事で…なにより…だ」
エルザは意識が朦朧としていたのか、言葉が途切れ途切れだった。そしてすぐに気絶した。……気絶、だよな? 俺は動かない身体に鞭を打ち、エルザに駆け寄り、口と首に手を当てた。
「よかった。脈もあるし、息もしてる」
俺はひとまず、エルザの無事に安堵し、少し休憩してからエルザを背負い洞窟からの脱出を試みる。ご飯を食べていなかったこととDBPを全て使い尽くしたことで身体は疲弊しきっていた。
悪いが、あのジークハルトもどきの蒼髪少年まで連れて行く気力もないし、体力があったとしてもエルザの首を絞めた罰として置いて行くつもりだ。それにこいつのことよく知らないし。最後に蒼髪少年の顔をまじまじと観察した後その場を離れた。見れば見るほどジークハルトにそっくりだったな、あいつ。
しかし参った。この洞窟を途中から壁を通り抜けて来てしまったため、内部の構造がわからない。ふと俺は自分が靴を履いてないことに気づき、だからさっきから足の裏が痛かったのかと今更ながら思った。よくよく自分の身体を見てみると上半身は裸で下半身はボロい布切れの長ズボン、いや擦り切れて七分丈状態だ。せつねぇな。
この洞窟に入った時には微塵も思わなかったが迷宮のように入り組んでるように見える。やはり、DBは便利だった。それとも俺の今の疲労具合のせいで迷宮のように感じてるだけか?まぁいいか。そうこうしている間に無事に洞窟から出ることができた。大分時間が掛かってしまったようだが仕方がない。
外に出るとさんさんと降り注ぐ太陽の光が眩しく光る。暗いところから明るいところへと出たためか、眼を慣らすのに時間が掛かった。
「シャバの空気は美味いな。な〜んて」
ずっと牢屋にいてその後すぐに洞窟にいたからだろうか、くだらない陽気な発言をしてしまったと後悔しつつ何やら騒いでいる場所に目を向ける。そこには巨大な船に乗り込んでいた元奴隷がざわついている。たぶん、あの船でこの島から脱出をするのだろう。ちょうどいい、俺とエルザも便乗させてもらうとするか。
――だが、世界はそう甘くなかった。
「皆、船から逃げるんだ! エルザと金髪の悪魔が船に爆弾を仕掛けた!」
ま・た・お・ま・え・か!というよりあの野郎、もう気がつきやがったのか!しかも俺より早く洞窟から脱出し、口八丁でそれらしい理由をつけてエルザと俺を悪者に仕立て上げていた。ムカつくことにガキのくせして説得力がありやがる。言葉の内容だけじゃない、カリスマと呼ばれるものだけが発することができる雰囲気を纏ってやがる。悔し
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