暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0081話
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「2人とも、準備はいいな? 今回の目的はハガネの撃墜ではなく少しでもその戦力を削る事だ。無理をしてまで戦う必要はない。自分の命を最優先に考えろ。指揮はエキドナが執る。オウカ、お前の目的は知っているがこの部隊と行動を共にするからにはきちんと指揮に従って貰うぞ」
「言われずとも分かっています」
「隊長、ハガネです」

 エキドナからの報告に、モニタを見てみると確かにそこにはハガネの姿がある。……が、その姿にどこか違和感がある。その船体をじっと観察する事数秒、その違和感の正体に気が付いた。艦首にトロニウム・バスターキャノンがない?
 ……そういえば、トロニウム・バスターキャノンはこの時期は改修中なのか。

「隊長、まずは量産型ゲシュペンストMk-Uをある程度出して様子見をしたいと思うのですが、どうでしょうか?」
「W16は既に何度もハガネの部隊と戦っているだろう? 何故様子見をする必要がある?」
「私は確かにそうです。しかし隊長と彼女はハガネの部隊と戦った事が無いので、念の為にと思いまして」

 エキドナの言う事も一理あるな。実際俺もハガネの部隊とはまだ戦った事が無い。量産型ヒュッケバインMk-Uを鹵獲した時の戦いではATXチームと入れ違いだったしな。

「分かった。元々指揮権はW16にあるんだ。その辺は任せる。オウカも構わないな?」
「構いません」
「では、V1からV17まではハガネに向かって攻撃を開始しろ。損害は考えなくていい」

 エキドナの言葉に、17機の量産型ゲシュペンストMk-Uがハガネへと向かい突っ込んでいく。そしてそれに対応するかのように、ハガネからも部隊が発進してくる。
 グルンガストにアンジュルグ、量産型ゲシュペンストMk-U、ヒュッケバインMk-Uと量産型ヒュッケバインMk-U。R-2パワードに……最後に出てきたのはアルトアイゼンか。
 宇宙と地上で戦力を2分していると言っても十分強力な部隊構成は、さすがハガネといった所だな。
 量産型ゲシュペンストMk-Uを見たハガネの部隊は何やら戸惑っていたのだが、それもごく短く、すぐに戦闘態勢へと移った。
 数だけで言えばこちらが圧倒的に有利なのだが、質で言えばその差は逆転する。量産型Wはパイロットとしては1流の腕を持っているが、あくまでも1流止まりなのだ。それに対してハガネの部隊は1流を超えた超1流。ほぼ全員がエース級、あるいはエース級の才能を持っていると言っても過言ではない。
 レモンもその1流と超1流の壁を越えようと努力はしているのだが、なかなかに難しいらしい。
 そして実際、最初は互角に近かったものの時間が経つにつれてこちらの部隊が押し込まれてきている。
 そろそろ、か?

「大尉、質問をしてもいいですか?」
「何だ?」
「大尉は何故部下で
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