暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0081話
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ある彼らを死地に向かわせて平気なのですか?」
「……そうか。お前は奴等の事を知らないのか」
「どういう意味でしょう?」
「そうだな、あいつ等はいわゆる人造人間という奴で簡単に言えば人型の機械のようなものだ。……そういう意味では、お前と大して変わらない存在なのかもしれないな」
「私が機械だと仰るのですか?」

 言葉は冷静だが、その表情は怒りで赤く染まっている。

「少なくても俺にはそう見えるが?」
「……」
「己の意思や記憶を第三者に好きなように弄られ、調整される。そしてその第三者の言う事には絶対服従。そこに機械とどう違いがある?」
「それはっ」
「隊長、先行部隊が全滅した模様です」

 どうやら俺とオウカが問答をしている間に決着がついてしまったらしい。

「俺達も出るぞ。先に言った事を忘れるなよ。今回の目的はあくまでもハガネの戦力を削る事だ」
「了解です」
「分かっています」

 量産型ゲシュペンストMk-Uが5機に、エキドナとオウカの乗るエルアインスが1機ずつ、そして俺の乗るヴァイサーガ。合計8機の部隊がハガネの部隊の前へと姿を現した。
 さて、今度の戦力は質の面でもそれなりだ。先程の量産型ゲシュペンストMk-Uと戦うつもりで挑むのなら痛い目にあってもらうぞ?
 奴等にはアインストやインスペクターに勝利して貰わないと困るのだから、いくら戦力を2分しているとは言えこの規模の戦闘で苦戦して貰っては困る。
 ビアン・ゾルダークやマイヤー・V・ブランシュタインと同じ事をやっているという認識はあるが、俺としてはハガネやヒリュウ改の部隊にはより強く育って貰わないと困るのだから。

「隊長、仕掛けますがよろしいですね?」
「ああ。先に言った通り、指揮は任せる。俺はヴァイサーガの慣らしを兼ねて好きに暴れさせてもらう。撤退時には連絡を寄こせ」
「了解しました」

 こちら、というよりもエルアインスを見て動揺しているのか動きが鈍いな。まぁ、ある筈のない機体が現実に存在しているのだからそれも無理はないが。

「……ラト、聞こえているなら返事をなさい」

 オウカ? 通常周波数で何を? ……いや、そう言えばそんなイベントもあったな。

「オウカ姉様!」

 ラトゥーニが乗っていると思われる量産型ヒュッケバインMk-Uから通信が聞こえてくる。

「久しぶりね、ラト。あなたが生きていてくれて嬉しいわ」
「ね、姉様」
「アラドの事は知っているわ。でも、私はあなたを責めはしない」
「え?」
「あなたは自分の意思で戦っているつもりなのでしょうけど、それは違うの」
「姉様、何を?」
「今のあなたは本当のあなたじゃない。あなたは連邦軍に再教育されてしまっているのよ。彼らがあなたを自分達の兵器として利用…
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