第二章「クルセイド編」
第二十一話「魔法外科医」
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だけ元気があるなら全然問題ないでしょ。まあ頑張って」
「大切な友達を見捨てるのかティーダ君よ、お前はそんな薄情な奴じゃないだろう!」
「はっはっは」
「乾いた声で笑わないで!?」
対次元世界最高金額賞金首専用最終兵器はターゲットが幼稚園児のようにキャンキャン騒いでいるのを見るとビンの口を無慈悲にさかさまにする。
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「うわぁ容赦ないね」
「この位この人にとってはどうって事ないです」
「まあそれもそうか」
「ある! どうってことあるからあばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」
その凄まじいヒリヒリに身悶えているエレギオ。従来の彼ならこんな状況ドラゴンソウルが無い今でも普通にそこそこ高い身体能力とデバイス無しで使える最低限の魔法だけで脱出できるだろう。デバイス無しでも『天上眼』だって健在だ。ティーダも再三口にしたがエレギオはあの冷蔵庫をはじめとした家具の下の影などにひっそりと息を殺してる良くアルファベットの七番目の大文字で表現される『アイツ』と同等とまで言われる生命力をも有しているのだ。
だが全身をこんがりとローストされている今、G並みの生命力を有するエレギオでも逃げる事は不可能なのである。
「流石に……やりすぎなんじゃないのかなぁ……」
この中で唯一心からエレギオを心配しているマークはそう小声でティーダに囁いた。対してティーダはいたずらっ子が新しいおもちゃを見つけたような笑顔になって囁き返す。
「マーク、今のあれは反面教師って言うんだ。覚えとくのが良いね」
「そう、なのかなぁ……」
「ゼェ、ゼェ……ティーダ君よぉ。チョット調子に乗りすぎなんじゃないのかねえ?」
余りにダメージを受けすぎて息も絶え絶えになりながらエレギオは間違いなく放送コードに引っ掛かるような壮絶にギラつく目でティーダを睨んだ。まさしく次元世界最悪の犯罪者の目である。今にも立ち上がって別室
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