第44話 それぞれの道
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う言って静かに歩き去っていた。そんな鉄也を見て兜博士は一人深い溜息をつくのであった。
***
私が目を覚ました時は、皆がそれぞれの道に進んだ後の事でした。
突如として訪れた襲撃事件から1週間。ずっと眠ってた私が目を覚ますと、私宛の手紙が沢山来てました。
そして、その中にはあの巴武蔵さんがお亡くなりになったと言う報せも入ってまして、それを読んだ時、私はとても悲しくなりました。
その他には、皆がそれぞれの道に進んだ事を記す内容が書いてありました。
フェイトちゃんとアルフさんはまたミッドチルダに戻って魔法の特訓をする事に。フェイトちゃんは管理局の嘱託魔導師目指して猛特訓中。早川さんに鍛えられたクロノ君の教育が厳しすぎて毎日ヒーヒー言ってるってアルフさんが心配してたみたいです。
竜馬さんと隼人さんは新しいゲッターロボの開発に携わる傍ら、三人目のパイロット候補を探してるみたいです。早く見つかると良いなぁ。そして新しいゲッターロボかぁ。どんなのなんだろう。
本郷さんと一文字さんは未だに連絡が着きません。多分あの二人は毎日忙しく走り回ってるんだろ思います。元々落ち着き無い人達でしたし。
それから、早川さんからも手紙が来てました。まだ早川さんは親友の仇を探してるみたいです。そして、その中にはクロノ君と過ごした写真が沢山入ってました。何だか二人共とても楽しそうに写ってました。
甲児さんはフェイトちゃん達と一緒にミッドチルダに行ったみだいです。でも、シロー君や皆にはあんまり驚かせたくないからってアメリカに留学するって言ってたみたいでした。
何でも、ミッドチルダでも偉い学者さんの元で勉強する事になったみたいです。
その人の名前がジェイル・スカリエッティ教授と、光…光なんとか博士の元だそうです。
二人共凄く頭良いみたいだし、もしかしたら甲児さんが凄くインテリになって帰ってくるんじゃないかとヒヤヒヤしてます。
そして、私は今此処海鳴病院でリハビリ中です。お医者さんの先生が言うには奇跡が起こったって言ってました。
本当に奇跡が起こったのかは分かりませんが、とにかく私は今こうして生きています。
「なのはちゃん、そろそろリハビリの時間やでぇ!」
「はぁい」
同じように入院している八神はやてと共に、今日もなのはは目の前のやるべき事をこなす為に歩き続けた。
早く立ち直り、皆と一緒にまた歩き出す為に。私は今日も一生懸命頑張ります。
***
皆それぞれの道を進んでいた。新たな戦いの日に備えての準備をする為に。
また、傷ついた羽を休める為に、今
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