第40話 激突!七つの軍団
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
パートが攻撃されたのだ。その際突如天井が崩れて降って来た。
「くっ」
咄嗟になのはは普段ぶら下げているであろう待機状態のレイジングハートを起動させようと手を掛ける。だが、なのはは首に掛けていたレイジングハートを握る事はしなかった。
(此処であの力が発動したら…はやてちゃんは)
なのははあの時の赤い光を思い出していた。見える者全てを傷つける怒りと憎しみに支配された赤い光。
もし魔法を使った際にまたあの力が発動したら、はやてにそれを防ぐ手立てはない。
勿論此処に避難している人達も例外ではないのだ。彼等を傷つける訳にはいかない。だがこのままでは共倒れになってしまう。
なのはは意を決し、はやてを思い切り突き飛ばした。突き飛ばされたはやては転がりながら、近くにあった頑丈なテーブルの下に転がり込む。それのお陰で瓦礫が彼女に降り注ぐ事はなかった。だが…
「なのはちゃん!」
はやてが見た時、なのはに向かい無数の瓦礫が降り注いできた。激しい衝撃と砂煙のせいでなのはの姿は見えない。後になって見えたのは、山となった瓦礫であった。
***
海中で苦戦を強いられているマジンガーZ。それをあざ笑う魚型の敵。
「これでもロボットとはねぇ。まるで赤子の手を捻るかの様に簡単じゃないかぃ?」
「ふ、ふざけんじゃねぇ! これでも食らいやがれ!」
怒りを胸にそいつに向かいロケットパンチを放った。右手が咥えられる。其処へ空かさず両手からドリルミサイルを放った。放たれたミサイルの内数発が敵の胸部にあった顔に命中する。すると魚型の敵が苦しみだす。
「今だ! 光子力ビーム!」
トドメにと光子力ビームを放った。すると魚型の敵は瞬く間に爆発し、残骸となった。甲児はそれを息を荒くしながら見ていた。
だが、休んでいる暇はない。すぐ様海面から飛び出した甲児とマジンガーZの目に飛び込んできたのは紅蓮の炎に包まれた東京であった。
「ひでぇ…こいつはひでぇ…」
それに尽きる。目の前に映っていたのは余りにも凄惨な惨劇の場であった。下では殺された人々の姿が、広がるのは瓦礫の町と化した東京があった。
「もう許さねぇ! 覚悟しやがれ!」
甲児が敵軍団目掛けて飛び込んでいった。突如、蛇の姿をした敵の口から緑色の液体が放たれる。咄嗟に危険を感じ取りかわす。
だが、液体はスクランダーの羽に命中し、その羽をミルミル溶かしてしまった。
「野郎! 汚いの吐くんじゃねぇ!」
蛇の頭部と尻尾に向かいスクランダーカッターを当てる。首と尻尾が切断され、緑の液体と赤い体液が吹き出た後、それは絶命した。
だが、緑の液体を浴びたもう片方の翼もドロドロに溶けてしまっていた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ