第40話 激突!七つの軍団
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。Zの腕には鉤爪の跡がハッキリと残っている。恐ろしい威力だった。超合金Zの装甲が抉られたのだ。だが、まだ致命傷じゃない。
「待ちやがれ!」
憤りを胸に甲児は鳥型の敵を追いかけた。無我夢中で追いかけていた為にその敵の立てていた作戦に気づく事が出来なかった。
丁度海の上を飛行していた時、海面から突如巨大な魚の姿の化け物が現れてZの足を咥え込むとそのまま海中へと引きずり込んでしまったのだ。
「しまった! あいつら俺を嵌めやがったな!」
舌打ちする甲児。マジンガーは水中戦でも幾らかは戦える。だが決して得意ではない。その証拠に海中に引きずり込んだ魚の姿をしたロボットがほくそ笑んでいた。
「ホホホ、海の中ではこちらの物。海底でくたばるが良い!」
そう言うなり尾びれの一撃が飛んできた。水圧の影響もあってかその威力はとんでもない。良い様に攻撃されるだけとなってしまった。
マジンガーZが海底で足止めを食らっている間。敵ロボット軍団の凄惨は破壊活動は続いた。
ビルと言うビルを薙ぎ倒し。道路を砕き、あらゆる文明の遺産が破壊されていく。
地上では逃げ惑う人々が大勢居た。その人々に対しロボット達の無情な攻撃は行われた。ビルの瓦礫、毒液、殺人光線。
東京は忽ち地獄絵図と化してしまった。
***
なのはは未だにデパート内を探し回っていた。辺りからは凄まじい振動が感じられる。急がなければならない。
焦りが募る中、なのはは見つける事が出来た。はやての車椅子だ。乗り手は居らず横転した車椅子のタイヤが空しく回転している。
これがあると言う事は近くにはやては居る筈。辺りに視線をめぐらせる。
すると、車椅子から丁度10メートル位離れた所にはやては居た。陳列棚に足を挟まれて動けなくなっていたのだ。
「はやてちゃん!」
「な、なのはちゃん…来てくれたんやねぇ」
今まで恐怖で押し潰されそうになっていたのだろう。はやての目元にはその証拠である涙の跡が残っていた。なのはははやての足を挟んでいた陳列棚に手を掛けた。
幸い品物が入ってなかった為かそれ自体は重くない。力を込めて少し持ち上げる。少しだがはやての足が自由になれる空間が出来た。
「今なら、はやてちゃん! 早く出て」
「うん!」
ほふく移動の要領ではやては陳列棚から離れた。そして、ようやく開放された事を知り安堵する。
そんなはやてになのはは近づき、彼女もまた安堵の顔をした。
「良かった。はやてちゃんが無事で」
「ほんま有難う。なのはちゃん。これで二度目やね」
「ううん、良いよ。それより早くシェルターに…」
言い掛けた時、突如激しい振動が辺りに伝わってきた。此処のデ
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