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スーパーヒーロー戦記
第40話 激突!七つの軍団
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【お客様にご連絡いたします。突如謎のロボット軍団が襲来したと言う報告がなされました。至急当デパートの地下シェルターに避難して下さい。繰り返します…】
「ロ、ロボット!?」
「そんな、Dr.ヘルが居なくなったのに、何で!?」

 突如デパートの中が大パニック状態になった。辺りで買い物をしていた人達が我先にとシェルターに向かい雪崩れ込んでいく。
 勿論、その波の中になのはとはやての姿もあった。しかし、人と人との怒涛の荒波のせいか二人は何時しか離れ離れなってしまった。

「おい、なのは! こっちこっち!」
「シロー君!」

 シェルター内にはシローの姿があった。どうやら偶然近くだったので苦労もなく入れたのだろう。シェルター内に入った人達は皆安堵の表情を浮かべる。
 だが、周囲を見た時にそれに気づいた。はやてが居ない。

「シロー君、これ持ってて!」
「え? 何だよこれ」
「甲児さんのプレゼントだよ。私ちょっと人探してくる!」
「あ、おい! なのは!!」

 シローの制止を振り切り、なのはは再び危険なデパート内に駆けて行った。
 急がなければならない。でなければ、待っているのは死だ。




     ***




 東京上空では謎のロボット軍団が襲撃に現れた。だが、その前に敢然とたちはだかる巨人の姿があった。マジンガーZである。

「やいやい! 折角平和になったのにそれをぶっ壊しやがって! 日本にはマジンガーZが居るって事をてめぇらに思い知らせてやらぁ!」
「ふん、大口を叩きおって」

 甲児はギョッとした。機械獣が喋ったのだ。今までの機械獣は皆怪獣と同じであった。即ち機械の獣である。自我など有る筈がない。
 だが、目の前の敵は違った。皆機械と言うよりはどちらかと言うと生物のそれに近い。だが、決して怪獣のように生き物とも言えない。どっちつかづな存在に思えた。

「これでも食らえ!」

 突如、目の前に立っていた敵が持っていたソーサーを投げてきた。その姿は正しく悪霊、もっと簡潔に言えば幽霊の類に見えた。不気味な姿をしたそれが投げてきたソーサーがZの首元に命中する。
 余りの威力にその場え一回転してしまう。が、すぐさま態勢を立て直しカウンターにと光子力ビームを放った。
 しかしそれは命中せず、ロボット軍団全員が散らばってしまう。

「くそっ、こいつら以前の機械獣やメカザウルスとはまるで違う。まるで生きてるみたいだ!」

 甲児は気味悪さを感じていた。こいつらは今までの敵とはまるで違う。恐らく強敵なのだろう。
 その時だった。鳥の姿をした敵が鉤爪を振り上げて襲ってきた。狙いはパイルダーであった。
 咄嗟に腕でガードする。金属が擦れる嫌な音がした。防ぎ切った後、腕を見た
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