カーニバル
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た。
「………終わりだ」
ヒュッ・・・!
ドガンッ!!
獣は爆発を喰らいながら地面に倒れた。
「ま、動きに関しちゃこんなもんかな」
獣を倒したし、さっさと出口を探そうと思ったとき、後ろから瓦礫が崩れる音がした。
ガラ・・・
「やれやれ、もう一度、ブチのめされたいのか………」
今度はグスタフの攻撃でも叩き込もうと思ったその時………
ドパッ!!
上空から長髪で俺と同じ黒髪の少女が大剣を思いっきり獣の手甲に振り下ろしたが、強度が脆かったのか、大剣は見事に砕けた。
「―――お願い、元に戻って。私の大好きな友達のシフォン=フェアチャイルドに!!」
その少女が、獣………じゃなくて、シフォンと言う娘に泣きながら叫ぶとシフォンは表情が凶悪な笑みから、温厚な笑みに変わり、そのまま崩れ落ちた。
その後、ヘリが何機も次々と来ていた。
「さて、さっさと出口を探さないと………」
『お待ちになってください』
「おおぅ? どこからだ? 取り敢えず、顔を見せろや。見せないなら無視させてもらう」
一向に顔を見せてこないので、無視しようとした時に再び放送が流れる。
『すみません。映像を映すことが出来ないので、許してください。貴方に多少質問したいことがあるので、今、そちらに向かったヘリに乗って来てもらいませんか?』
「………ふむ。まぁいいが、ちょっと食事をしたいので、軽食が出来るモノを用意してくれると有難いんだが?」
『用意させましょう。では、ヘリから降りたらまたお会いしましょう』
バババババババババッッ・・・・・・!!!
俺は来たヘリに乗って、この場所から移動した。
〜真紅狼side out〜
〜other side〜
見ただけで偉そうな人間達があれこれ討論していた。
「………いったいどういう事かね、ウェストゼネティックスは………!」
「……ここまで騒ぎが絶えないとは聞いたことがないぞ?」
「いや! これは単なる騒ぎなどではない! 現在のパンドラの基準をはるかに吹き飛ばす事態の上、不確定要素まで発生している!!」
「ドクターアオイからは何もコメントをなかったのであろう?」
「ひとまず、彼女と彼を“シュバリエ”に召喚させることが先決だ!!」
偉い方達の意見が飛び交う中、ある一人の男性が言い放った。
「とにかく、ウェストゼネティックス所属の彼女は召喚には応じるだろう。だが、不確定要素の彼はゼネティックスの所属じゃない為、強制力はない。その為、誘いと言う形で呼ぶことにすれば、合意の上の為、問題は起きないと思うが、どうかね?」
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